ポップコーンは、2025年4月から6月にかけて国内主要大学7校を対象に行った「ノーベル賞等受賞歴のある教員数ランキング」を発表した。このランキングでは、京都大学が9名の受賞者を輩出し、1位に輝いた。
京都大学は、1949年の湯川秀樹教授(中間子理論)から2021年の真鍋淑郎教授(気候モデル開発)まで、物理・化学・生理学医学の3分野で受賞者を輩出している。自由な学風と基礎研究重視の姿勢が、長期にわたるノーベル賞級の成果を支えている。
2位の名古屋大学は、2000年代以降に青色LEDの発明や不斉合成研究などで受賞者を増やし、6名の受賞教員を記録している。名古屋大学は「ポスト東大・京大」としての存在感を確立している。
3位の東京大学は、ニュートリノ振動の発見やオートファジー機構の解明といった基礎科学の転換点を示す研究で5名が受賞している。理工系の広範な研究所と学際プロジェクトが世界的成果を生み出している。
4位の東京工業大学は、導電性高分子とオートファジー研究の2分野で2名を輩出し、理工系特化大として存在感を発揮している。5位タイには北海道大学・東北大学・九州大学が各1名で並び、地方拠点大学の底力を示した。
◆ノーベル賞等受賞歴のある教員数ランキング一覧(日本国内)
第1位:京都大学(Kyoto University)
第2位:名古屋大学(Nagoya University)
第3位:東京大学(The University of Tokyo)
第4位:東京工業大学(Tokyo Institute of Technology)
第5位:北海道大学(Hokkaido University)
第5位:東北大学(Tohoku University)
第5位:九州大学(Kyushu University)