小児医学研究者向け助成金、2026年度受付開始

 川野小児医学奨学財団は、2026年度の小児医学研究者を対象とした研究助成金の応募受付を2025年9月1日より開始した。一般枠の助成金額は1件につき400万円、若手枠は150万円を上限とし、助成金の使用期間にも柔軟性をもたせた。

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小児医療の発展に向けた研究助成
小児医療の発展に向けた研究助成 全 3 枚 拡大写真

 川野小児医学奨学財団は、2026年度の小児医学研究者を対象とした研究助成金の応募受付を2025年9月1日より開始した。一般枠の助成金額は1件につき400万円、若手枠は150万円を上限とし、助成金の使用期間にも柔軟性をもたせた。

 同財団は1990年から小児医学研究者に対する助成金の交付を行っており、2007年には若手研究者を対象とする枠を設けた。研究助成事業は2025年度までに通算36回、累計採択者は800人以上、助成総額は12億円にのぼる。2025年度の応募者数は115人に達したという。

 応募資格は、日本国内の総合大学医学部、医科大学、医学研究機関、医療機関等に所属し、小児医学研究に従事していること。また、過去3事業年度で同財団の助成金を受けていないことも条件となる。若手枠の場合は、2026年3月31日時点で40歳以下に限る。

 応募期間は2025年9月1日から11月17日までで、申請は同財団のWebサイトから行うことができる。

 日本では小児医学・医療の進歩により、新生児死亡率は世界でもトップクラスの低さを誇るが、研究費不足が深刻な課題となっている。2024年12月に同財団が公開したアンケート調査によると、「研究資金の獲得が難しい」との回答が32%にのぼり、研究者が海外に移籍する理由として「海外ではより多くの研究費を獲得できる」を選択した人が44%に達した。

 川野小児医学奨学財団は、今後も小児医療の発展と未来を担う研究者を支えるため、継続的に支援を行うとしている。

◆小児医療の発展に向けた研究助成
応募期間:2025年9月1日(月)~ 11月17日(月)
対象分野:小児疾患の原因究明・診断・治療・予防等に関する基礎医学的研究、臨床医学的研究および社会医学的研究(日本国内の研究機関で行う研究に限る)
応募資格
(1)日本国内の総合大学医学部、医科大学、医学研究機関、医療機関等に所属し、日本国内の所属機関で小児医学研究に従事していること
(2)申請時かつ助成期間中も(1)を満たしていること
(3)所属する組織の責任者から推薦を受けていること
(4)過去3事業年度で、同財団の「研究助成」事業において助成金を受けていないこと
(5)若手枠の場合は、2026年3月31日時点で、40歳以下であること
助成内容:一般枠~400万円/件、若手枠~150万円/件
応募方法:申請フォームから受付

《吹野准》

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