インフルエンザ、沖縄・鹿児島などで流行…学級・学年閉鎖も

 厚生労働省は2025年9月12日、第36週(9月1日から9月7日まで)分のインフルエンザの発生状況を取りまとめて発表した。インフルエンザの患者報告数は全国で1,949件にのぼる。定点あたり報告数は0.50で、沖縄県が3.16ともっとも高い。全国で45の教育施設が休校や学年閉鎖、学級閉鎖の措置を取った。

生活・健康 小学生

advertisement

インフルエンザ定点当たり報告数・都道府県別
インフルエンザ定点当たり報告数・都道府県別 全 3 枚 拡大写真

 厚生労働省は2025年9月12日、第36週(9月1日から9月7日まで)分のインフルエンザの発生状況を取りまとめて発表した。インフルエンザの患者報告数は全国で1,949件にのぼる。定点あたり報告数は0.50で、沖縄県が3.16ともっとも高い。全国で45の教育施設が休校や学年閉鎖、学級閉鎖の措置を取った。

 厚生労働省では、インフルエンザ定点あたり報告数の推移や都道府県別の状況を取りまとめている。また、保育所や幼稚園、小学校、中学校、高校において、休校、学年閉鎖、学級閉鎖の発生報告を取りまとめている。

 インフルエンザ定点あたり報告数は、全国で1,949件にのぼり、定点あたり報告数は0.50。昨年同期の0.45を上回っている。都道府県別に見ると、沖縄県が3.16ともっとも高く、鹿児島県2.16、長野県1.47、京都府1.31、福岡県1.20などが続き、流行開始の目安となる1.00人を上回った。

 全国の保育所・幼稚園・小中学校・高校では、休校1件・学年閉鎖12件・学級閉鎖32件の計45件の報告があった。都道府県別に見ると、北海道や青森県、埼玉県、熊本県などで学年閉鎖、学級閉鎖が実施された。特に、熊本県では4つの施設で学級閉鎖が報告された。休業施設の内訳は、小学校31件、中学校9件、高校3件、幼稚園2件。

 今後もインフルエンザの発生状況は、毎週金曜日に報告される予定であり、感染拡大の防止に向けた対策が求められる。


《工藤めぐみ》

advertisement

【注目の記事】

この記事の写真

/

advertisement

特集