現役高校生が設立「MVP高等学園」メタバースに2026年4月開校

 メタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスターは、2026年4月にメタバース空間での学習を中心とした次世代型広域通信制サポート校「MVP高等学園」がオープンすることを発表した。

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MVP高等学園
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 メタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスターは、2026年4月にメタバース空間での学習を中心とした次世代型広域通信制サポート校「MVP高等学園」がオープンすることを発表した。この学園は、全国どこからでもVR空間に登校できる革新的な教育システムを導入し、「リアルとオンラインの中間地点」をコンセプトにしている。

 MVP高等学園は、Blendixが運営し、VR空間での登校や探究学習、全国の仲間との交流を通じて、生徒ひとりひとりの個性や好奇心を起点に「自分らしい学び」をデザインすることを掲げている。運営を行うBlendixの代表取締役の松田峻一氏は、現役高校生ながらメタバース事業を立ち上げた。

 同学園の特徴として、革新的なメタバース教育システムがあげられる。生徒は自宅からスマートフォンやPC、VRゴーグルを使ってメタバースキャンパスにアバターで登校し、制服や見た目の制限なく「自分らしく」学ぶことができる。また、clusterを活用した授業や体験学習、放課後の交流や部活動も実施される。

 さらに、独自のフェーズ制カリキュラムを採用しており、1年次には心の土台づくり、2年次には挑戦と自己肯定、3年次には実践と経験を重視したプログラムが用意されている。リアル体験型スクーリングも年数回実施され、農業体験や地域協働プロジェクトなどを通じて「心と身体で感じる本物の学び」を提供する。

 MVP高等学園は、通信制高校の課題解決として、孤独感の解消や学習継続の困難、将来への不安に対応するための取組みを行っている。また、デジタルネイティブ世代に最適化された学習環境を提供し、AI・メタバース時代に必要なスキルの習得を目指している。

 クラスターが運営する「cluster」は、クリエイターが思い描く世界を自由自在に具現化し共有できるバーチャル空間構築プラットフォームであり、さまざまなユースケースを支えている。クラスターは、次世代の社会インフラをつくり続けることを目指している。

《風巻塔子》

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