奈良県教育委員会は2025年9月10日、7月9日に公表した「2026年度(令和8年度)奈良県立高等学校入学者選抜概要」記載内容を追記した。県立奈良南高校は「普通科」「情報科学科」「伝統建築科」の3学科に再編、「伝統建築科」は全国から出願を受け付ける。
県立奈良南高校は2026年度(令和8年度)より、現在の5学科から「普通科」「情報科学科」「伝統建築科」の3学科に再編する。総合学科は普通科として再編成し、こども学・看護の学びが選択できる。建築探究科と森林・土木探究科は、これまでの学びを引き継ぎながら伝統建築の学びに特化した新しい学科「伝統建築科」となる。
「伝統建築科」では、伝統建築に関わるこれからの職業人として必要な資質・能力を身につけ、地域産業への理解を深めながら、将来、地域に貢献できる人材の育成を目指す。
あわせて、県立添上高等学校のスポーツサイエンス科の「学校独自検査の検査内容」II実技検査「運動種目等」の詳細も追記された。
奈良県では、県教育委員会が指定する高等学校の学科(コース)において、指定運動部活動および指定学科(コース)を希望する県外居住者を対象として「全国募集特別選抜」を実施している。県立奈良南高校「伝統建築科」も対象学科とし、全国から強い目的意識がある者を募る。
2026年度の奈良県立高等学校入学者選抜から入試制度が変わり、現行の特色選抜と一般選抜を一次選抜に一本化する。初年度となる一次選抜は2026年2月16日~24日に第一出願、2月25日~3月2日に第二出願を受け付け、3月4日に学力検査等、3月5日に学校独自検査を実施する。合格発表は3月13日。追検査は3月17日、追検査の合格発表は3月18日に行う。