暖冬傾向も西ほど寒気流入…関東も流入のタイミング次第で大雪に

 ウェザーニューズは2025年10月20日、2025年の秋冬に関する天気傾向および商品需要を予想した「秋冬の小売需要傾向2025」を発表した。全国的に暖かい秋も、寒気が流れ込むタイミングで季節が加速。寒暖差で冬物商品の需要が増えそうだという。

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冬の気温傾向、2025年12月~2026年2月
冬の気温傾向、2025年12月~2026年2月 全 3 枚 拡大写真

 ウェザーニューズは2025年10月20日、2025年の秋冬に関する天気傾向および商品需要を予想した「秋冬の小売需要傾向2025」を発表した。全国的に暖かい秋も、寒気が流れ込むタイミングで季節が加速。寒暖差で冬物商品が急伸しそうだ。

 ウェザーニューズによると、2025年の秋(11月)は広い範囲で平年より暖かい予想だが、北日本では平年並の寒さの時期もあり、各地、寒気が入るタイミングで季節が一気に進む可能性があるという。冬(12~2月)は、北~東日本では暖冬傾向、西日本や沖縄・奄美では平年通りの寒さとなる見込み。寒さのピークは1月下旬~2月上旬と見られ、初雪は北・東日本で平年並~遅く、西日本ではおおむね平年並になると予想される。

 気温の全体的な傾向として、北半球全体で平年よりも高くなる状況が予想され、偏西風が平年より北を流れやすい状況だが、その蛇行のタイミングでは北日本を含む地域に寒気が流入することがある。

 降水量については、北日本で平年並み、東~西日本および沖縄・奄美で平年より多いと予想され、一部では大雪の可能性もあるため注意が必要だ。一方、南岸低気圧の通過は比較的少ない見込みではあるが、寒気が流れ込むタイミング次第では、関東でも積雪や大雪になる可能性があるとしている。

 今後、寒気が流れ込む11月以降は、季節商品の需要が急増し、1月にかけて、平年より強い寒気が入る可能性があり、羽毛布団やおでん、鍋つゆ、コート、ストーブなど、季節商品の需要が増える見込みだという。

《吹野准》

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