2025年度第2回高卒認定試験、出願者9,445人…前年同時期10%増

 文部科学省は2025年11月5日、2025年度(令和7年度)第2回高等学校卒業程度認定試験の出願状況について公表した。出願者は前年度第2回試験と比べて10.9%増となる9,445人。第2回高等学校卒業程度認定試験は11月8日・9日の2日間、全国132の会場で実施される。

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 文部科学省は2025年11月5日、2025年度(令和7年度)第2回高等学校卒業程度認定試験の出願状況について公表した。出願者は前年度(2024年度)第2回試験と比べて10.9%増となる9,445人。第2回高等学校卒業程度認定試験は11月8日・9日の2日間、全国132の会場で実施される。

 高等学校卒業程度認定試験は、さまざまな理由で高等学校を卒業できなかった人などの学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した人と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験。合格者は大学・短大・専門学校の受験資格が与えられ、就職、資格試験などにも活用できる。試験は年に2回実施されており、2025年度は第1回試験を8月に、第2回試験を11月に実施する。

 2025年度第2回試験は、7月22日~9月12日に出願を受け付け、前年度第2回試験よりも927人多い9,445人が出願。2025年度第1回試験の出願者9,605人と合わせて、2025年度は計1万9,050人が高卒認定試験に出願した。

 第2回試験の内訳をみると、最終学歴別の出願状況は、「中学校卒業」1,222人(12.9%)、「高校中退」4,200人(44.5%)、「全日制高校在学」1,673人(17.7%)、「定時制・通信制高校在学」1,840人(19.5%)、「高専中退」65人(0.7%)、「その他」445人(4.7%)。

 都道府県別にみると、「東京」1,341人がもっとも多く、ついで、「神奈川」851人、「大阪」765人、「愛知」574人、「兵庫」451人など。前年度第2回試験より出願者が減ったのは、「岩手」「宮城」「茨城」「三重」「京都」「鳥取」「広島」「宮崎」「鹿児島」「沖縄」の10府県。そのほか37都道府県では出願者が増えている。

 2025年度第2回高等学校卒業程度認定試験は、11月8日・9日の2日間、全国の都道府県47会場と全国の少年院、刑務所などの矯正施設85会場において実施される。結果通知は12月9日発送予定。出願状況の詳細は、文部科学省のWebサイトで閲覧できる。

《畑山望》

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