日本天文学オリンピック、2026年1月予選…国際大会への道

 日本天文学オリンピック委員会は、「第5回日本天文学オリンピック」を開催する。同大会は、2026年に開催予定の「第19回国際天文学・天体物理学オリンピック」の日本代表選抜を兼ねており、天文学に興味をもつ中高生などにとって、世界へ挑戦する第一歩となる。

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第5回日本天文学オリンピック 開催情報
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 日本天文学オリンピック委員会は、「第5回日本天文学オリンピック」を開催する。同大会は、2026年に開催予定の「第19回国際天文学・天体物理学オリンピック」の日本代表選抜を兼ねており、天文学に興味をもつ中高生などにとって、世界へ挑戦する第一歩となる。申込締切は2026年1月5日。

 「第5回日本天文学オリンピック」は、年齢や学年を問わず誰でも参加できる。ただし、本選進出や表彰の対象となる選抜枠への参加には、年齢などによる制限がある。参加費は3,500円。試験では、国際天文学・天体物理学オリンピック(IOAA)のシラバスに準拠し、天文学・天体物理学に関する知識が幅広く問われる。

 大会スケジュールは、まず2026年1月11日午後にオンラインで予選を実施する。申込締切はWebエントリーが2026年1月5日午後11時59分、参加費の支払いは1月6日午後11時59分までとなっている。予選を通過した参加者は、2026年2月22日午後に行われる本選に進む。本選は対面形式で、関東と関西に1か所ずつ会場を設ける予定。

 本選の成績優秀者で所定の条件を満たす生徒の中から、日本代表候補が選抜される。代表候補者には、通信研修や合宿研修などを通じて、国際大会に向けたさらなるトレーニングが提供される。

 日本代表が目指す「国際天文学・天体物理学オリンピック(IOAA:International Olympiad on Astronomy and Astrophysics)」は、国際科学オリンピックの1つで、おもに高校生以下の生徒を対象としている。2025年8月にインドのムンバイで開催された第18回大会には、64の国・地域から約288名の生徒が参加した。この大会で日本代表の生徒5名は、金メダル2名、銀メダル2名、銅メダル1名と、参加者全員がメダルを獲得する結果を残した。

 大会の詳細は、日本天文学オリンピック委員会の公式Webサイトで確認できる。

《風巻塔子》

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