東京都教育委員会は2025年11月23日、2025年度「中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J YEAR 3)」を実施し、当日の受験者数などの実施状況を公表した。申込者約7万5,000人に対し、約6万8,000人が受験。一部会場では試験終了時刻の遅延があったという。
ESAT-Jは、中学校の英語学習で身に付けた「話すこと」の能力を客観的に評価し、英語で話す力を高めることを目指す、都内の公立中学生を対象とした英語スピーキング到達度テスト。中学3年時のテスト結果は、東京都立高校入学者選抜の評価資料として用いられる。
2025年度の試験は11月23日に実施され、申込者数約7万5,000人に対し、受験者数は約6万8,000人であった。2024年11月24日に行われた2024年度試験の受験者数約7万人(申込者数約7万5,000人)と比較すると、受験者数は微減となった。
試験は、都立学校191会場、民間会場38会場の計229会場で実施。都教育委員会によると、会場準備の確認などに時間を要したため、一部の会場で試験終了時刻の遅延が発生したという。
今後の予定として、試験問題と解答例が2025年11月24日午後5時ごろに東京都教育委員会のWebサイトで公開される。また、インフルエンザなど学校感染症への罹患といったやむを得ない理由で当日受験できなかった生徒などを対象とした追試験は、12月14日に実施予定。

