VISITS Technologiesは2025年11月26日、大学生らを対象に実施した「サステナブルな社会の実現に向けてSDGsに取り組む企業に関する学生意識調査」の結果を発表した。総合ランキングは、1位「アクセンチュア」、2位「アサヒビール」、3位「伊藤忠商事」。SDGsの取組みが企業選びの重要指標になっていることがうかがえる。
この調査は、7月1日~9月30日の期間に、大学1~3年生および修士1年生を対象として実施された。SDGsへの積極的な貢献や持続可能な成長への取組みをイメージし、「自分が働きたいと思える企業」について第1志望から第5志望まで回答してもらい、順位付けを行った。有効回答数は2,150名。
総合ランキング(文系・理系)は、1位「アクセンチュア」、2位「アサヒビール」、3位「伊藤忠商事」。一般消費者向けサービス企業だけでなく、法人向け企業も多くランクインしており、SDGsに注力している企業のブランディングが学生に広く浸透しているようすがうかがえる。
文理別でみると、文系は1位「伊藤忠商事」、2位「アクセンチュア」、3位「アサヒビール」。理系は1位「AGC」、2位「アサヒビール」、3位「アクセンチュア」となった。
また、SDGsゴール別でみると、国際協力機構(貧困をなくそう1位)や、オムロン(すべての人に健康と福祉を1位)、サントリー(安全な水とトイレを世界中に1位)などの名前もあがった。
企業の社会的責任に対する意識は、今や消費者にとって重要な選択基準の1つとなっている。特に若年層は社会課題の解決に取り組む企業に共感する傾向があり、企業としては利益の追求だけでなくSDGsへの注力が不可欠といえる。

