小中学生の保護者の8割以上がプログラミング学習を重要と捉えていることが2025年11月26日、LUXGOが運営するKidsプログラミングラボ秋葉原教室の調査でわかった。一方、子供の将来に重要だと思うスキル1位は「コミュニケーション能力」だという。
子供のプログラミング教育に関する意識調査は、大学入試「情報I」の導入など教育制度の変化にともない、プログラミング学習への関心が高まる中、子供たちの将来のキャリアや進学を見据えたプログラミング教育に対する保護者の意識を明らかにするために実施された。調査期間は10月31日~11月4日。対象は、小学生~高校生の子供をもつ保護者331人。
「子供の将来にとって重要だと思うスキル」を尋ねた設問では、1位が「コミュニケーション能力」で71.9%、2位が「論理的思考力・問題解決能力」で53.5%、3位が「主体性・自己管理能力」で52.0%となった。
「子供にとって、プログラミングを学ぶことはどの程度重要だと思うか」という設問では、「非常に重要だと思う」が22.7%、「ある程度重要だと思う」が58.3%で、合計81.0%にのぼった。保護者の8割以上が、子供にとってプログラミングを学ぶことは程度の差こそあれ「重要」と考えていることがわかった。
「子供のプログラミング学習に、どのような効果を期待するか」という設問では、「論理的思考力・問題解決能力の向上」が50.2%でもっとも多く、ついで「創造性・表現力の育成」が44.4%、「将来のキャリア・進路の拡大」が42.0%と続いた。
また、「AI技術の進化は、子供の将来の職業選択にどのような影響を与えると思うか」という設問では、「選択肢が広がると思う」が60.1%で最多となった。一方、「特に影響はないと思う」は22.4%、「選択肢が狭まると思う」は17.5%にとどまった。
「子供に将来就いてほしいと考える職業」については、1位が「公務員・法律関連職」で37.5%、2位が「クリエイティブ・エンターテイメント関連職」で35.7%、3位が「IT・エンジニア・科学技術関連職」で35.4%という結果になった。上位3つの回答が僅差であり、IT関連職への関心も高いことがわかる。
最後に、「現在、子供のプログラミング学習に月々かけている費用はいくらか」を尋ねたところ、「月々費用はかけていない」が78.6%でもっとも多かった。一方で、「5,000円~1万円未満」が6.3%、「1万円~2万円未満」が5.8%となり、約1割の保護者が、プログラミング学習に月々1万円以上をかけていることが明らかになった。

