進研ゼミ、小4・5講座に学習応援ロボット「ミラクルロボ」導入

 小学生向け通信教育「進研ゼミ小学講座」は2019年4月より、タブレット学習を中心とした「チャレンジタッチ」の小学4・5年生向けに学習応援ロボット「ミラクルロボ」の提供を開始する。対話機能で自発的な学習を支援し、英語4技能などの新学習指導要領にも対応。

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ミラクルロボ
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 ベネッセコーポレーションが展開する小学生向け通信教育「進研ゼミ小学講座」は2019年4月より、タブレット学習を中心とした「チャレンジタッチ」の小学4・5年生向けに学習応援ロボット「ミラクルロボ」の提供を開始する。対話機能で自発的な学習を支援し、英語4技能などの新学習指導要領にも対応している。

 2020年度からの新学習指導要領で重視されている「思考力」を伸ばす素地として、学習意欲の中でも「内発的動機付け(内容に対する好奇心や関心によってもたらされる動機付け)」の重要性が高まっている。ベネッセ教育総合研究所の調査によると、「内発的動機付けが高い子どもほど、思考過程を重視する」という傾向が見られたという。進研ゼミでは、子どもが家庭で学習に向かう際、適切なタイミングで声掛けし各教科の内容への興味を高める機能をもった新しい学習パートナーとして「ミラクルロボ」を開発。4月より提供を開始する。

 「ミラクルロボ」は、音声認識機能を搭載した学習応援ロボット。各学年の学習時期に合わせて、国語・算数・理科・社会の各教科の内容に興味を持たせる対話をし、子どもの内発的な学習意欲を引き出す。たとえば、国語で漢字の「達」を習う時期には、「ミラクルロボット」が「しんにょう」の意味を語りかけるなど、学習内容そのものへの興味を引き出すことで「チャレンジタッチ」の学習に向かわせるという。

 「ミラクルロボ」には、約120フレーズの英会話表現と、声で検索できる英単語辞典約400語を収録。ネイティブスピーカーの発音による質問に子どもが回答するやりとりを通じて、英語学習や英語の語彙力アップも可能。子どもの発話を音声認識して「ミラクルロボ」がリアクションすることで、「自分の英語が伝わった」という達成感が自信につながるという。

 また、小5講座の7月号、小4講座の9月号でプログラミング学習のコンテンツを配信予定。LEDの点灯パターンや音楽の種類を組み合わせてプログラムを作る体験を通して、プログラミング的思考を養う。「ミラクルロボ」は、全国の会員の学習ログデータの分析から学習の継続が困難になるケースを特定し、学習の継続にもっとも効果的なタイミングで自動的に声かけを行うシステムが組み込まれている。

 「ミラクルロボ」は、追加受講費0円で利用可能。チャレンジタッチ4年生、チャレンジタッチ5年生の教材として、対象学年のみ4月から毎月異なる学習ゲームが配信される。詳細は進研ゼミ小学講座のWebサイトにて確認のこと。「進研ゼミ小学講座」は、今後も小学生の学習意欲と学力の向上を目指すサービスを強化していくとしている。

《畑山望》

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