【高校受験2026】神奈川県進路希望調査(10/20時点)横浜翠嵐2.50倍

 神奈川県教育委員会は2025年11月28日、2025年度(令和7年度)公立中学校等卒業予定者の進路希望の状況について公表した。公立中学校等卒業予定者6万6,355人のうち、高校等進学希望者は6万4,513人、進学志望率は前年度より0.2ポイント増の97.2%となった。

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卒業予定者総数および高校等進学希望率(構成比)および就職希望率(構成比)の推移
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 神奈川県教育委員会は2025年11月28日、2025年度(令和7年度)公立中学校等卒業予定者の進路希望の状況について公表した。公立中学校等卒業予定者6万6,355人のうち、高校等進学希望者は6万4,513人、進学志望率は前年度より0.2ポイント増の97.2%となった。

 「2025年度公立中学校等卒業予定者の進路希望の状況」は、県内の公立中学校406校(分校4校を含む)と公立義務教育学校5校を2026年3月に卒業する予定の6万6,355人を対象に実施。調査期日は10月20日。なお、高校等進学希望者とは、高校本科(全日制・定時制・通信制)、高校別科、中等教育学校後期課程、高等専門学校、特別支援学校高等部への進学を希望する者を指す。

 2025年度の進路希望状況をみると、高校等進学希望者は6万4,513人で、卒業者全体に占める割合は前年度比0.2ポイント増の97.2%。このほか、進路希望未決定者が1,457人(2.2%)、専修学校高等課程進学希望者が157人(0.2%)、その他の進路希望者が123人(0.2%)、就職希望者(就職のみ)が82人(0.1%)となった。

 高校等進学希望者を課程別でみると、全日制が5万8,893人(88.8%)、定時制が759人(1.1%)、通信制が3,517人(5.3%)。前年度と比較すると、全日制が0.1ポイント、通信制が0.2ポイント増加。定時制は前年度より0.2ポイント減少した。特別支援学校高等部への進学希望者は、前年度比0.1ポイント増の1,208人であった。

 全日制高校への進学希望者のうち、県内公立高校は4万8,241人(72.7%)、県内私立高校は6,949人(10.5%)、県外国公立高校は412人(0.6%)、県外私立高校は3,291人(5.0%)。前年度と比べると、県内公立高校が2.3ポイント減少。一方、県内私立高校は1.7ポイント増、県外私立高校は0.8ポイント増となり、私立高校への進学を希望する割合がさらに増加した。県外国公立高校は前年度と同じ割合だった。

 県内公立高校の学校別希望状況をみると、横浜翠嵐は募集定員359人に対し希望者が896人で、倍率に換算すると2.50倍。湘南は募集定員359人に対し希望者が832人(倍率2.32倍)、柏陽は募集定員319人に対し希望者が550人(倍率1.72倍)、横浜緑ケ丘は募集定員279人に対し希望者が596人(倍率2.14倍)、厚木は募集定員359人に対し希望者が472人(倍率1.31倍)など。なお、数値は10月20日時点の希望状況であり、公立高校の入学志願状況ではない。

 2026年度神奈川県公立高校入試における共通選抜(全日制・定時制・通信制)は、願書を2026年1月23日~29日、志願変更を2月4日~6日に受け付ける。検査日は、共通選抜の学力検査などが2月17日、面接および特色検査が2月17日、18日、19日、追検査が2月24日。合格発表は2月27日に行われる。

《畑山望》

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