【中学受験2026】サンデーショック直撃…過去問の売れ行き前年比較で探る注目校<女子校編>

 声の教育社より発売中の学校別過去問題集の出庫状況から、注目の女子校、ねらい目校を探る過去問出庫ランキングを紹介。1位となったのは立教女学院で、2024年11月時点で前年比117.2%。2位は前年比115.8%の女子学院。3位は恵泉女学園で前年比111.6%となった。

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 入試本番まであと数か月。2026年度の中学入試に向けて、志望校を決め、スケジュールを整える大切な時期を迎えている。

 志望校合格を引き寄せるために、秋から冬にかけて取り組む定番の教材、過去問題集。おもに首都圏の中学入試過去問題集を取り扱う出版社として、知名度も信頼度も高い声の教育社より発売中の過去問題集の出庫状況から、注目の女子校・ねらい目校を探る。

過去問出庫率前年比較(女子校編)

 3年間の出庫率(前年比)を見ていくと、1位となったのは立教女学院で、2025年11月時点で前年比117.2%。2位は前年比115.8%の女子学院。3位は恵泉女学園で前年比111.6%となった。立教女学院は受験生の幅が広がり、附属校としての人気がさらに高まっていると分析。サンデーショックの影響はしっかり出ているようだ。

 なお、1~4位は、現段階で版元品切れ・品薄となっている。上位10校は以下のとおり。

過去問出庫率前年比較<女子校編>TOP10
数字の見方例:校名 一昨年110%→昨年100%→今年95%

1位 立教女学院 97.7% → 105.0% → *117.2%
2位 女子学院 94.3% → 102.9% → *115.8%
3位 恵泉女学園  90.6% → 109.7% → *111.6%
4位 山脇学園 101.6% → 97.9% → *109.3%
5位 横浜共立学園 89.5% → 97.5% →108.2%
6位 カリタス女子 95.6% → 100.9% → 108.1%
7位 雙葉 94.6% → 101.3% → 108.0%
8位 桜蔭 95.1% → 92.7% → 107.2%
9位 頌栄女子学院 105.3% → 93.6% → 106.7%
10位 藤村女子 95.6% → 99.2% → 106.1%

*…版元品切れ・品薄 

 YouTube「声教チャンネル」に自ら出演し、各種学校説明会等の講演や相談員としても引っ張りだこの声の教育社 三谷氏と後藤氏は、「後半日程受験者や追加合格増の可能性があり、ねらい目校には(隔年で合格者数が増減する)隔年現象が多い」と言及している。過去問の出庫率から、ねらい目と考えられる学校のランキングや各学校の注目の理由など詳しい解説は、YouTube動画で視聴できる。

 10代の貴重な6年間を過ごす学校選び。ぜひ過去問の売れ行きや、気になる学校の出題傾向も参考にしていただきたい。

◆声の教育社 三谷氏 プロフィール
 学生時代から塾講師を始め、教室長・受験対策部長として約20年の指導を経験したのち、2000年に声の教育社へ入社。以来、学校担当として年間のべ100校以上の中高を訪問し続けている。中学受験業界の著名人が講師を務めることで知られる「首都圏模試センター保護者会」をはじめ、「東京私学経営者協議会」「神奈川私立中学広報会議」「安田教育研究所主催セミナー」等、多くの講演活動も行っており、「よみうり進学メディア」「塾ジャーナル」他での執筆も多数。私学や塾のオモテだけでなくウラ情報にも精通しているが、家にテレビが無いためやや世情には疎い。

三谷氏に相談してみる

◆声の教育社 後藤氏 プロフィール
 塾講師を10年経験したのち、声の教育社へ編集者として入社。現在は渉外業務を中心に、講演会や動画授業の講師も務める。編集部時代は毎年250校、500回以上の入試問題をひたすら解き、解説を編集するという日々を10年以上過ごす。保護者として息子の中学受験も経験。三度の飯より過去問が好き。


 男子校編はこちら
 共学編(Comming Soon)






《編集部》

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