栄光ゼミナールは2025年1月8日から18日にかけて、「小中高生の家庭の新年の目標・抱負に関する調査」を実施し、小学1年生から高校3年生の子供をもつ保護者1,836人の有効回答を得た。
調査によると、子供が2025年の目標・抱負を決めていたと回答した保護者は、小学生で50.5%、中学生で52.8%、高校生で50.4%だった。子供の年齢が上がるにつれ、「わからない」の回答が増える傾向がみられた。
目標・抱負の内容について、小学生・中学生保護者でもっとも割合が高かったのは「学習に関する目標・抱負」で、小学生保護者の60.7%、中学生保護者の66.8%だった。高校生保護者でもっとも多かったのは「受験に関する目標・抱負」の65.3%だったが、「学習に関する目標・抱負」も半数以上を占めた。2024年に実施した調査でも同様の傾向が見られ、大きな変化はなかった。
また、小学生保護者は「習い事や趣味に関する目標・抱負」が、中学生保護者では「部活動に関する目標・抱負」が、それぞれほかよりも高い傾向にあることがわかった。
子供の目標達成への努力について、小学生・中学生・高校生保護者いずれも9割以上が「とても努力をしていた」「まあ努力していた」と回答した。特に高校生保護者では「とても努力をしていた」と回答した割合は半数以上にのぼり、保護者が子供の努力を高く評価していることがわかった。
子供が目標・抱負を決める際に気を付けていること、または今後気を付けたいことを保護者に聞いたところ、もっとも多かったのは小学生・中学生・高校生保護者いずれも「子供自身が主体的に決めた目標にする」で、小学生保護者の57.1%、中学生保護者の66.1%、高校生保護者の73.9%だった。
子供が主体的に目標・抱負を決めることが、子供自身が目標達成のために努力するモチベーションになると考える保護者が少なくないと考えられる。
子供が目標・抱負を達成するために、保護者自身が助言や手助けをした経験があるかを聞いたところ、小学生保護者の89.3%、中学生保護者の85.8%、高校生保護者の82.8%が「助言や手助けをしたことがある」と回答した。
どのような助言や手助けをしたかを聞いたところ、小学生・中学生・高校生保護者いずれも「褒めたり、励ましたりする言葉をかけた」がもっとも多く、小学生保護者の72.2%、中学生保護者の66.1%、高校生保護者の69.4%にのぼった。
また、小学生保護者では「達成したら、ご褒美をあげたり子供の希望を叶えたりする約束をした」「達成までのスケジュールを一緒にたてた」という保護者も多かった。
保護者に、子供が2026年の目標・抱負を立てるとしたら、どのような内容を立ててほしいかを聞いた。小学生・中学生保護者でもっとも多かったのは「学習習慣に関する目標・抱負」、高校生保護者でもっとも多かったのは「受験に関する目標・抱負」だった。
また、小学生・中学生・高校生保護者いずれも約3割が「子供が決めた目標・抱負であれば内容は気にしない」と回答した。
自由記述では、保護者が実践している具体的なサポート方法が寄せられた。Excel表での進捗管理、付箋を使った学習計画の可視化、親子で同じ目標を設定する、リビングへの目標掲示など、子供の年齢や性格に応じたさまざまな工夫が紹介された。
同調査は、栄光の教室に通う小学1年生から高校3年生の子供をもつ保護者を対象に、インターネット調査として実施された。

