花粉飛散量は平年比128%、2026年は北日本で大幅増加の予想

 ウェザーニューズは2026年1月13日、2026年春の花粉シーズンに向けた「3回目花粉飛散予想」を発表した。2026年春の花粉飛散開始時期は西・東日本では概ね平年並、北日本では平年よりやや遅くなる予想で、全国平均の飛散量は平年比128%、前年比118%となる見通しだ。

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花粉飛散予想
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 ウェザーニューズは2026年1月13日、2026年春の花粉シーズンに向けた「3回目花粉飛散予想」を発表した。2026年春の花粉飛散開始時期は西・東日本では概ね平年並、北日本では平年よりやや遅くなる予想で、全国平均の飛散量は平年比128%、前年比118%となる見通しだ。

 2026年春の花粉飛散開始時期について、2月上旬に九州北部や静岡、関東南部からスタートし、2月中旬には西日本と東日本の広範囲で飛散が始まる見通し。その後、飛散エリアは次第に北上し、3月上旬にかけて東北北部日本海側の各地でも飛散が始まると予想している。北海道のシラカバ花粉は4月中旬からの飛散となりそうだ。

 本格的な飛散時期については、スギ花粉が2月中旬から、ヒノキ花粉が3月中旬からの予想。スギ花粉が本格的に飛散する時期は九州や東海、関東・山梨で2月中旬~3月中旬、中国・四国や近畿では2月下旬~3月中旬の予想となっている。北陸・長野や東北南部では3月上旬~下旬、東北北部では3月中旬~4月下旬になるとみている。

 ヒノキ花粉が本格的に飛散するのは九州や中国・四国で3月中旬~4月中旬、近畿や関東・山梨で3月下旬~4月中旬、東海で3月下旬~4月下旬、北陸や東北南部で4月上旬~中旬と予想。ただし、北陸・長野や東北南部ではヒノキの樹木が少ないため、スギ花粉に比べると飛散量が少なくなる見込み。北海道のシラカバ花粉が本格飛散するのは4月下旬~5月下旬の予想で、道南や道央ではゴールデンウィークと重なる見通しだ。

 2026年春の花粉飛散量は東日本と北日本で2025年を上回る地域が多い一方、西日本では前年並か前年を下回る予想。2025年の飛散量が少なかった山梨や長野、北陸、東北北部、北海道では前年比で200%を超える地域が多く、秋田では600%を超える予想となっている。

 東北北部や北海道では近年飛散量の変動が非常に大きく、2026年は飛散量がかなり多くなる可能性がある。一方、西日本では飛散量が前年並か前年を下回るエリアが多く、2025年に記録的な大量飛散となった九州北部では飛散量が半減するエリアもあるとみている。全国平均では前年比で118%となる予想だ。

 平年(2016~2025年の平均飛散量)比では概ね全国的に平年の飛散量を上回り、特に東北北部や北陸では150%を超えるエリアがある。全国平均では128%となる予想となっている。

 2026年の花粉飛散予想の根拠として、ウェザーニューズでは前年の夏の天候や年ごとの飛散量の傾向、アプリ「ウェザーニューズ」のユーザーと共に行った雄花調査、環境省のスギ雄花花芽調査、冬の天候の実績や予想を総合的に考慮している。

 前年夏の天候の実績では、花粉の発生源となるスギやヒノキ、シラカバの雄花は、前年夏の気温が高く、日照時間が長いほど光合成が活発になり、生長が促される傾向がある。2025年の夏は記録的な猛暑となり、特に7月から8月にかけては太平洋高気圧の勢力が極めて強く、全国的に平年を大きく上回る日照時間を記録した。この強い日差しと高い気温により、植物の光合成が非常に活発となり、全国の広範囲で雄花の生長が促されたと考えられる。

 年ごとの飛散量の増減傾向については、花粉の飛散量は周期的に増減し、花粉の飛散が多い年と少ない年が交互に訪れる傾向がある。飛散量が多い年を「表年」、少ない年を「裏年」と呼ぶ。北陸・長野や東北、北海道などのエリアでは、2025年春の飛散量が比較的少なかったため、2026年は飛散量が増える「表年」になるとみている。

 ここに前年夏の猛暑という雄花の生長する上での好条件が加わるため、飛散量は2025年を大きく上回り、平年と比べても150%を超える地域が出てくる予想。一方で、2025年春に記録的な大量飛散となった西日本の一部では、飛散量が抑えられる「裏年」になるとみている。そのため、2025年と比べると飛散量は減少する見込みだ。

 2025年11月5~20日にウェザーニューズアプリのユーザーを対象に実施した「スギの雄花調査(北海道はシラカバ)」の結果、東北北部や北海道では「全体に雄花ができており、密度も高い」と「全体に雄花ができている」という回答の合計の割合が前年よりも増加した地域が多くなった。一方、九州から東北南部にかけては同回答の合計の割合が前年よりも減少した地域が多くなった。

 これらの結果に加えて、12月23日に発表された環境省のスギ雄花花芽調査の結果も検討し、見解を組み立てている。

 1月13日よりウェザーニューズのアプリとWebサイトでオープンした「花粉飛散情報」では1時間ごとの飛散予報やリアルタイムの飛散状況を確認できる。花粉飛散予報は、日本花粉学会花粉情報等標準化委員会により改定された表示ランクに対応し、少ない/やや多い/多い/非常に多い/極めて多い、の5ランクで提供する。

 また、自分の花粉症のタイプが診断できる「花粉症チェックシート」や、毎朝の花粉予報や臨時の大量飛散情報をプッシュ通知する「花粉対策アラーム」などさまざまな機能で、花粉症の人がつらい季節を少しでも楽に過ごせるよう、対策をサポートする。

 なお、次回の「4回目花粉飛散予想」は2月中旬の発表を予定している。

《風巻塔子》

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