立命館大、大学院「宇宙地球フロンティア研究科」設置構想…28年開設へ

 立命館大学(京都府京都市)は、2028年4月に開設を予定する大学院「宇宙地球フロンティア研究科(仮称)」の設置構想を発表した。宇宙と地球のフロンティア領域を対象に、理学・工学・マネジメントを横断する教育を行う。宇宙分野の教育研究基盤をさらに強化し、新たな大学院教育の整備に踏み出していく。

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立命館大、大学院「宇宙地球フロンティア研究科(仮称)」構想を発表…28年開設予定
立命館大、大学院「宇宙地球フロンティア研究科(仮称)」構想を発表…28年開設予定 全 2 枚 拡大写真

 立命館大学(京都府京都市)は、2028年4月に開設を予定する大学院「宇宙地球フロンティア研究科(仮称)」の設置構想を発表した。宇宙と地球のフロンティア領域を対象に、理学・工学・マネジメントを横断する教育を行う。宇宙分野の教育研究基盤をさらに強化し、新たな大学院教育の整備に踏み出していく。

 立命館大学では、これまで宇宙地球探査研究センター(通称「ESEC」)を中心とした研究推進や、学部・研究科横断型の宇宙マネジメントに関わる教育プログラムなどを通じて、宇宙探査・衛星データ活用・宇宙ビジネスといった多領域にまたがる次世代研究の基盤整備を進めてきた。

 今回構想が発表された「宇宙地球フロンティア研究科(仮称)」では、宇宙と地球のフロンティア領域を対象に、理学・工学・マネジメントを横断する教育の実施を予定している。また、国内で初めて研究科の名称に「宇宙」を冠しており(立命館大学調べ)、国内最大級の宇宙に関する高度専門人材育成を行う大学院として、未来の宇宙探査・開発を担う高度専門人材の育成を目指していく。なお、研究科の設置計画は予定であり、今後、内容に変更が生じる可能性がある。

 世界の宇宙ビジネス市場は、2035年に向けて現在の約3倍規模へと成長することが見込まれているという。衛星やロケットといった基盤技術に加え、衛星データを活用したサービス領域が急速に拡大し、宇宙産業は構造変革の真っただ中にある。しかし、こうした世界的な潮流とは対照的に、国内では市場拡大に対応できる専門人材の育成が追い付かず、深刻な人材不足が顕在化していることが、今回の研究科設置計画の背景にあるという。

 研究科長に就任予定の中須賀真一氏は、宇宙分野は研究から産業へと大きく転換する局面にあり、分野横断的な知を統合しながら、実際のプロジェクトを推進できる人材が求められていることから、「本研究科では、実際の宇宙ミッションや探査プロジェクトを基盤とした教育を通じて、構想から実装までを担う力を養い、宇宙開発・利用の現場を支える人材の育成に取り組んでまいります」とコメント。

 また、立命館大学学長の仲谷善雄氏は、立命館大学について「社会の期待に応える大学として、持続的な価値創出に資する教育研究を着実に進めるとともに、未来社会を支える学術基盤の発展にも寄与してまいります」と述べている。

《木村 薫》

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