東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下、東進)は、実力のある講師を核として難関大の合格実績を積み上げてきた大学受験予備校の雄だ。映像の授業によって受験生自らのペースで学習が進められ、担任・担任助手による学習管理や進路指導も充実している。
2026年における東進生の東京大学(以下、東大)現役合格者は、史上最高の906名(2026年3月20日現在/講習生は含まず)と前年から91名増加。2026年の東大現役合格者のうち38.3%が東進生であるという。2026年3月12日に開催された「東大合格祝勝会」には、厳しい受験を乗り越えた東大現役合格者が全国から集まった。

AI時代に向けて、東大合格者にエール
同会に参加した合格者たちは、東進出身の東大生スタッフから「おめでとう!」という熱い祝福の声を受け、華やかな雰囲気の中で会場に迎えられた。

東進ハイスクール・東進衛星予備校の永瀬昭幸理事長からの祝辞では「みなさんを支えたご両親、高等学校の先生方、東進の担任や担任助手のサポートも勝因のひとつです」と周囲への感謝を忘れない大人へと成長してほしいとの思いが伝えられた。
さらに永瀬理事長は、「世の中で成功し認められるのは、周囲から信頼され、人に好かれる人、皆に人気のある人です」と語り、学力だけでなく、リーダーとしての心得や人を育て、愛されることの重要性といった「人間力」の大切さを強調した。

祝勝会では「東進AIスクール」も紹介された。おもに東進から巣立つ新大学1年生を対象とし、大学での学びと並行しながら、AI時代に求められる最先端のAI知識・データ思考・社会実装力などを第一線で活躍するプロフェッショナルから学べるプログラムだ。会場には、東進の東大生スタッフによる第二外国語選択など駒場でのキャンパスライフについて個別相談会のブースも設置され、東大合格後も続く東進ならではの手厚いサポート体制が感じられた。

東進の講師を迎え、参加者全員で記念撮影を行った後は、合格者の多くが、お世話になった講師ひとりひとりに感謝を伝えようと長蛇の列をつくり、会場各所で歓談の輪が広がった。合格者同士も親交を深め、晴れやかな表情で交流する姿が印象的で、会場は終始、喜びに満ちた雰囲気に包まれていた。




自分を信じてやり遂げる東進生の素顔
高い目標を掲げ、この場に集った合格者たちには、どのような転機があり、どうやって勝機をつかんできたのだろうか。自らの可能性を信じ、試練と真摯に向き合いながら歩みを進めてきた9名の東大現役合格者たちに、東進を選び、合格を勝ち取るまでの道のりを聞いた。
東進の担任の先生からの叱咤激励が転機に
岸本 彩乃さん:和歌山県立向陽高等学校、東京大学文科一類合格

法律を日本で最高峰の環境で学びたいと考え東大を志望しました。印象に残っている授業は宮崎尊先生の東大英語で、単に単語や文法を覚えるのではなく、その奥にある言語の本質を教わり、英語に対しての見方が変わりました。また、東進では自分のペースで先取りして勉強していくことができ、早く基礎を固めることが大事だと感じました。転機は、共通テストで思ったように点数が取れず、とても混乱して泣いてしまい、東大を諦めようとしたこと。東進の担任の先生が真剣に怒って止めてくれて、初志貫徹で東大を受験したので、今は感謝しかありません。早稲田に不合格だった時も絶対に取り乱さないと決めて、そこから気持ちを引き締め直して集中できたので、本番には落ち着いて臨めました。将来は日本に貢献できる官僚か弁護士になろうと考えています。
担任・担任助手やチームミーティングの交流が支えに
森本 空暉さん:東京都立小石川中等教育学校、東京大学文科二類合格

東大を目指したのは、野球部に入って六大学野球にデビューしたかったからです。東進を選んだのは、やはり部活と学校行事の準備で時間が取られる中、時間を柔軟に変えられることが理由です。印象的なのは古文の栗原隆先生の授業で、古文のラ行変格活用などを覚えるために歌で教えてくれて、模試に出題された時は笑いながら思い出しました。また担任や担任助手の方には精神的に支えられ、チームミーティングでは同じ志望の人と交流でき、不安な時にも助かりました。転機は高3の夏休みです。他の同級生がどんどん力を伸ばしていく中、自分だけが離されていく感じで焦りましたが、部活や行事の準備には全力で取り組み、勉強は気持ちを切り替えて向かうよう、メリハリのある生活を心がけました。常にどこかで自分は大丈夫だろうという根拠のない自信をもって努力ができたことが合格につながったと思います。
部活・行事と勉強を両立しやすい東進
高柳 実咲さん:横浜翠嵐高等学校、東京大学文科三類合格

「時間の調整が効く」「有名な先生の授業を受けられる」という点で東進を選びました。東大特進コースでの松田聡平先生の数学は解説がとてもロジカルでわかりやすく、苦手を克服できました。部活や行事との両立もしやすく、自分のペースで学習を進められるのが東進の魅力で、東大特進コースに限らず映像の授業も充実しており、質問も丁寧に対応していただきました。3年生になり、周囲が本気を出してきたので、部活や行事と両立しながらだと差が開くように感じたこともありましたが、秋冬で追い抜く気持ちで自分のペースで勉強をしていました。体育祭が終わった3年の秋からは受験勉強に専念し、10月以降は一気に学習への集中力やスピードを上げたのが転機でした。入試本番ではリラックスして解くことができました。英語で話すことが好きなので、将来は国際関係や海外の人と一緒にできる仕事ができたら良いと考えています。
焦らず、揺さぶられずに淡々と学び続ける
由岐中 俊太朗さん:灘高等学校、東京大学文科三類合格

歴史の研究をしたくて東大を志望しました。勉強する時の環境を重視していたので、設備の良い近くの東進を選びました。東進では世界史の荒巻豊志先生と日本史の山中裕典先生の授業が印象に残っています。荒巻先生の授業は世界史を好きになった大きな転機で、山中先生も東大の入試でいかに得点するかという技術が卓越していました。焦ると効率が悪くなるので、毎日同じペースで淡々と勉強することがいちばん良いと思っているのですが、そうやって平常心を保てるようになったのは、高1から高2でカナダに留学した経験のおかげだと感じています。1年前の「東大入試同日体験受験」の時に、「自分なら1年後、東大に合格できる」と自信をもってから大きな波もなくここまで来ました。東進には東大受験を知る現役東大生からのアドバイスがあるので心強かったです。
苦手分野はじっくり、得意分野は一気に
淡輪 理人さん:智辯学園和歌山高等学校、東京大学理科一類合格

東進は苦手な分野であれば納得できるまで時間をかけ、一方で得意な分野は一気に進められるなど、自分のやりたいペースで学習を進められるところが魅力でした。中でも苑田尚之先生の物理は、公式を覚えて解くのではなく、本質を教わることで、物理本来の面白さを理解しながら力をつけられたので良かったです。転機は、共通テストが終わった後の模試で成績が下がってしまったこと。そこから過去問を徹底的にやり込み、東大の出題傾向に適応できたことが合格につながったと思います。2日目の理科が終わった時は、今まででもっとも自分の実力を発揮できたと、確かな手応えを感じました。将来は宇宙飛行士や宇宙に関わる仕事に就きたいと考えています。
模試に一喜一憂せずに継続する
橋本 桜生さん:智辯学園和歌山高等学校、東京大学理科一類合格

東大でAIを学びたいと考えて志望しました。地方在住なので、映像の授業が充実していて、友人からの「授業の質が良い」という勧めもあり、東進を選びました。印象に残っている授業は、長岡恭史先生の数学です。さまざまな分野の内容を復習でき、効率良く学習が進められました。転機は高3の秋。模試で成績が大きく落ち込み、このまま東大を目指して良いのかと挫折しそうになりましたが、東進の先生方が「模試に一喜一憂せず、やるべきことを淡々と続けよう」と励ましてくださり、自分を客観的に見られるようになって気持ちが落ち着きました。直前期には周囲に流されず、最後まで気を抜くことなく頑張れたので、自分を信じて続けてきて良かったです。将来はIT分野に進み、AIの視点から世界にある何かしらの問題を解決できたら良いと思います。
つらい時期を周囲の姿を見て乗り越えた
新田 拳士さん:東京都立小石川中等教育学校、東京大学理科二類合格

部活のサッカーと勉強を両立するために自分で時間を決められる東進に決めました。印象に残っている授業は、情熱的だった三宅唯先生の難関物理で、「物理ってかっこいい」と自然に思えるくらい好きになりました。また、すべての過去問に解説授業が付いている過去問演習講座もとても役に立ちました。原理的なところから解説してくれるので、それを見るだけで実力が上がったと感じました。転機は、いちばんつらかった直前期。毎日校舎に行って、周りの頑張る人を見ては怠けてはいけないと踏ん張りました。2次試験の約2週間前に過去問をやりきり、初めて自分は英語や数学で何点取ると受かるといったイメージができ、平常心で臨めました。将来は製薬に関わる仕事に就きたいと思います。
周りの人たちに支えられている自分を信じて
萱場 光樹さん:ラ・サール高等学校、東京大学理科三類合格

医療が複雑化する中で、東大の教養課程での幅広い学びが必要だと思い志望しました。東進は多くの仲間と高め合える環境が整っていて、合格体験記や先輩からのサポートが自分の学習計画にも役立ちました。特に物理の苑田尚之先生の授業が印象的で、本質を理解させてもらったことで難しい問題が解けるようになり、解ける問題の幅が広がったような手応えを感じました。転機は高3の秋。高3に入ってから数学が低迷し、自分は東大を受けて良いのかと何度も悩みましたが、秋ごろから作問者が何を求めているのかがわかるようになりました。共通テスト後の東進の最後の模試では、ずっと下がり気味だった判定が少し上がって淡い期待が生まれました。周りの人たちに支えてもらったおかげで、最後まで自分を信じることができたのは大きかったです。将来は、父親の癌を治したい思いから、治療法を確立できるよう、癌の医療に関わりたいと思います。
スランプ時には初心に帰る
長澤 志成さん:ラ・サール高等学校、東京大学理科三類合格

東大を志望したのは、医学部に限らず全学部に全国屈指の優秀な人材が集まり、これからの時代に大切な学際的な研究に最適な環境だと考えたからです。東進を選んだ理由は、オンライン授業で自分のペースで進めやすかったからですが、中でも栗原先生の東大古文や青木純二先生の数学の真髄、鎌田真彰先生のハイレベル化学演習、大西哲男先生の東大化学、宮崎尊先生の東大特進英語が印象に残っています。転機は2回あり、1回目は高2の夏に東進の「東大本番レベル模試」を受けて、そこで合格までの展望がもてたこと。2回目は高3の秋に数学でスランプに陥ったこと。2回目の時は初心に帰り、思考力を要する難問を解いていくと勘が戻ってきました。将来は、医学の階段を自分が新しく一段作り、ひとりでも多くの人に「この時代に生まれて来てよかった」と思ってもらえるような医師になりたいです。
合格者の話からは、思うようにいかない時期を経験しながらも、担任や担任助手をはじめとする周囲の支えを力に変え、一歩ずつ前に進んできた姿が浮かび上がった。あきらめることなく、やるべきことを見据えてやり遂げる粘り強さがとても印象的だった。東大という最高峰の頂に至るまでの「過程」にこそ、受験を通じて得られる学びが凝縮されていることを、合格者たちの言葉があらためて教えてくれた。

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