青山学院大、VRキャンパス公開…正課授業で活用

 クラスターと青山学院大学は、メタバースプラットフォーム「cluster」上に整備した「青山学院大学VRキャンパス」を2026年4月1日に一般公開した。正課科目の授業での活用を見据え、青山キャンパスと相模原キャンパスをバーチャル空間上でつなぐ新たな学びの環境を提供する。

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青山学院大学VRキャンパス、2026年4月1日一般公開
青山学院大学VRキャンパス、2026年4月1日一般公開 全 2 枚 拡大写真

 クラスターと青山学院大学は、メタバースプラットフォーム「cluster」上に整備した「青山学院大学VRキャンパス」を2026年4月1日に一般公開した。正課科目の授業での活用を見据え、青山キャンパスと相模原キャンパスをバーチャル空間上でつなぐ新たな学びの環境を提供する。

 青山学院大学VRキャンパスでは、両キャンパスの特徴的な空間を複数のワールドとして再現している。青山キャンパスでは「正門」「テラス」「ガウチャー記念礼拝堂」「ロータリー」、相模原キャンパスでは「正門」「チャペル前」「ウェスレー・チャペル」「スクエア」「ガーデン」を公開する。また、共通する学修空間として「教室」「ラーニングコモンズ」も整備している。

 一般来訪者は、再現されたキャンパス空間や代表的な建物の外観を見学でき、一部施設である「ガウチャー記念礼拝堂」および「ウェスレー・チャペル」は内部も見学できる。各ワールドへのリンクは、別途公開するnote記事で案内される。

 同取組みの特徴は、バーチャル空間上のキャンパス再現にとどまらず、青山学院大学における正課科目の授業での活用を想定して整備されている点にある。同大が進めてきた中長期的な構想の流れを踏まえた、未来志向の教育実践の1つになっている。

 2026年度前期には、青山スタンダード(全学共通教育システム)科目の一部において、同VRキャンパスを活用した授業の開講を予定。新規開講する「デジタル社会と創造実践」では、青山キャンパスと相模原キャンパスの双方で同一時限に授業を開講し、別々のキャンパスの教室で学ぶ学生同士が、同じワールド内でともに学びあう環境を実現する。

 授業実施にあたっては、同大学がクラスターによる授業運用支援システムを導入し、継続的な授業実施を見据えた体制整備を進めている。また、当該授業では、両キャンパスの履修者が1人1台のMeta Quest 3Sを用いて受講することを想定しており、VRならではの没入感を生かした授業も実施する。

 今後は、青山スタンダード科目をはじめとする正課科目の授業での活用のほか、VRキャンパス内でのユーザー行動データを活用した授業改善や研究利用への展開の検討、オープンキャンパスの開催、卒業生同士の交流の場としての活用などを予定している。2026年度前期終了後には、授業での取組み共有などを目的としたイベントの開催も予定している。

 青山学院大学VRキャンパスの利用には、clusterアプリをインストール可能なスマートフォン(iOS / Android)、PC、Macが必要となる。VRゴーグル(Meta Quest)やPCVR環境からも利用できる。clusterアプリの価格は無料。

 「cluster」は、クリエイターが思い描く世界を自由自在に具現化し共有できるバーチャル空間構築プラットフォーム。ブラウザ、スマートフォン、VRに対応しており、複数人が共同制作できる「ワールドクラフト機能」や、3Dアセットやアバター、アイテムを売り買いできる「ストア機能」など、表現したい世界観を構築するためのシステムがそろっている。ゲームやイベント空間としてはもちろん、製造や建築分野のデジタルツイン構築まで、多様なユースケースを支える。

《吹野准》

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