東大教授ら登壇、DNA抽出・手術ロボット体験も「生命科学シンポジウム」11/3

 テルモ生命科学振興財団は2026年11月3日、TKP市ヶ谷カンファレンスセンターにて、中高生を対象とした「生命科学シンポジウム2026」を開催する。東京大学の竹内昌治氏と大阪医科薬科大学の根本慎太郎氏が登壇する。参加費は無料で、現地参加は200名程度、オンライン参加も受け付ける。

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医学×工学で未来をひらけ!生命科学シンポジウム2026
医学×工学で未来をひらけ!生命科学シンポジウム2026 全 3 枚 拡大写真

 テルモ生命科学振興財団は2026年11月3日、東京都新宿区のTKP市ヶ谷カンファレンスセンターにて、中高生を対象とした「生命科学シンポジウム2026」を開催する。東京大学の竹内昌治氏と大阪医科薬科大学の根本慎太郎氏が登壇し、最先端研究に関する基調講演やパネルセッション、体験企画、ポスター交流会を実施する。参加費は無料で、現地参加は200名程度、オンライン参加も受け付ける。

 現代の医療は、医学だけでなく工学や生命科学など多様な分野の連携によって支えられている。同シンポジウムは、第一線で活躍する研究者の講演や交流、体験企画を通じて、医療の進歩を支えるさまざまな研究の世界に触れる機会を提供することを目的としている。将来の進路を模索する中高生が、自らの興味や可能性を広げるきっかけとなるプログラムが用意されている。

 当日のプログラムは午後1時の開会式から始まり、基調講演、パネルセッション、閉会式、そして現地参加者を対象としたポスター交流会・体験企画へと続く。

 基調講演では、医学・工学分野の先端研究に取り組む研究者2名がそれぞれの研究内容を紹介する。講演後には両者によるパネルセッションを行い、医療の未来や研究の可能性について多角的に議論する。

 東京大学大学院情報理工学系研究科教授であり、神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)プロジェクトリーダーを務める竹内昌治氏が登壇する。

 竹内氏は講演内容について「細胞や組織などの『生きもの』を、ものづくりの材料として使ったら何ができるでしょうか。私たちの研究室では、生命科学と工学を組み合わせ、筋肉で動くロボットや培養肉、細胞を使ったセンサなど、これまでにない『生きものづくり』に挑戦しています。本講演では、生命と機械を融合するバイオハイブリッド技術の研究を紹介しながら、異なる分野を組み合わせる面白さ、そこから広がる未来についてお話しします」と述べている。

 大阪医科薬科大学医学部外科学講座胸部外科学教授であり、同大学病院小児心臓血管外科診察科長を務める根本慎太郎氏が登壇する。

 根本氏は講演内容について「世界の心臓血管外科の臨床は、成人と小児に関わらず人工呼吸器や体外循環装置、各種モニタリング機器、そして手術材料(人工弁、パッチ、人工血管、縫合糸など)などのさまざまな医療機器・医療材料で支えられています。化学、工学、薬学、そしてビジネスが医学を支えている構図です。その実用化には、臨床ニーズを充足する技術シーズの有効性と、安全性のヒトでの証明、企業での事業性が必須です。私たちの開発を実例として解説します」と述べている。

 閉会式後には、生命科学と医療・工学のつながりを手を動かしながら体感できる3つの体験企画が用意されている。

 (1)「自分の設計図を口からとりだせちゃう? ~DNAをみてみよう~」自分の口腔内細胞からDNAを抽出し、生活習慣やストレスとDNAの関係、心と体の健康を読み解く最先端研究について学ぶ。

 (2)「うまくつかめる!? ~手術ロボットを支える通信技術を体感しよう~」電気信号で動作する模型を操作しながら、信号の伝達速度による操作感の違いを体感する。通信の遅れ(タイムラグ)が作業のしやすさに与える影響を学び、医療機器と通信技術の関わりについて理解を深める。

 (3)「薬はどこで効く? ~届ける技術の最前線~」実験や体験を通して、薬を狙った場所へ届ける技術「DDS(ドラッグデリバリーシステム)」の仕組みを学ぶ。材料科学や薬剤設計の工夫に触れながら、最先端技術を体感する。

 各体験企画は定員30名で、定員に達し次第締め切る。

 ポスター交流会では、基調講演を行った先端研究者と直接話をすることができる。研究内容についての質問はもちろん、研究者になったきっかけや学生時代のこと、将来の進路についての相談など、自由に質問できる機会となっている。

 また、大学で最先端の研究に取り組む大学院生や、探究活動に挑戦している高校生によるポスター発表も行われる。同世代や少し先を歩む先輩たちとの交流を通じて、将来の学びや進路を考えるヒントを得られる場となっている。

 参加申込の締切は2026年10月20日午後6時まで。オンライン参加は基調講演・パネルセッションの視聴のみとなる。

◆生命科学シンポジウム2026
日時:2026年11月3日(火・祝)13:00~17:00
会場:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター(東京都新宿区)
対象:中学・高校生(そのほかの学生、保護者・学校教員なども参加可)
募集人数:現地参加200名程度、オンライン参加あり
締切:2026年10月20日(火)18:00
参加費:無料
申込方法:Webサイトより申し込む

《風巻塔子》

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