【とっておきの私立中学校2027】江戸川女子中学校…「西館」は6年間の総仕上げを行う専用棟

 「中高6年間一貫教育を考える会」発行の中学受験情報誌『とっておきの私立中学校』と連携し、注目の私立中学校を紹介する本企画。本記事では、江戸川女子中学校を紹介する。

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【とっておきの私立中学校2027】江戸川女子中学校…中学国際コース新設、高3専用棟で受験に集中
【とっておきの私立中学校2027】江戸川女子中学校…中学国際コース新設、高3専用棟で受験に集中 全 5 枚 拡大写真

 2027年度の中学受験を目指すご家庭は、そろそろ第一志望校・併願校を決定する時期だろう。

 リセマムでは昨年に引き続き「中高6年間一貫教育を考える会」と連携し、お勧めの私立中学校をピックアップ。同会が発行する『とっておきの私立中学校』の中から抜粋して、注目校の魅力をお伝えしていく。

 本記事でご紹介するのは、江戸川女子中学校。東京都江戸川区にある中高一貫の女子校だ。校長・木内英仁先生に建学の精神をお聞きするとともに、校外学習、国際教育等を紹介する。

建学の精神

教養ある堅実な女性の育成

 本校は、1931年(昭和6年)の創立以来、建学の精神である「教養ある堅実な女性の育成」のもとで、「自立した人」となることを目標とした教育を行っております。本校の校章は、かたばみの葉がモチーフです。これは、古代の女性がかたばみの葉を使って毎日鏡を磨き続けたように、生徒たちが自らの心を研鑽し続けてほしいという願いがこめられております。また、本校の校訓である「誠実、明朗、喜働」は、他人や自分に真摯に向き合い、精神面での成長を促す、という意味があります。学業はとても大切ですが、ひたすら勉強だけすれば良いわけではなく、学力と心力の両方をバランス良く成長させることを重要視しております。

 学びの機会を得る場は、教室での学習だけにとどまりません。学校行事、課外活動、友人との交流など、学校生活全般を通じて、さまざまな事項にやりがいや面白さを感じながら、積極的に行動して自ら学んでいく姿勢を持ち続けてほしいと願っております。本校の建学の精神が示す「教養」とは、勉強で学び取る知識や技術だけではなく、学校生活全般を通じて得た体験や経験などを組みあわせたものであり、それをもとにして、さまざまな状況のもとで、自分なりの判断ができるようになることだと考えております。

 本校は、2021年に中学校に国際コースを開設して、2025年に高等学校の英語科を国際英語科へと名称変更しました。また、この数年で、順天堂大学、東邦大学、芝浦工業大学、東京女子大学と高大連携に関する協定を締結しております。これらを通じて、より幅広い学びを得てほしいと願っております。江戸川女子では、さまざまな形で、知識を得て経験値を高める機会を提供し続けて、これからも生徒たちの自主的な学びを応援していきます。

江戸川女子中学校 校長 木内英仁先生
入試イベント

計画性、協調性を育む校外学習

 同校では校外学習を多く行っています。現地集合・現地解散が基本で、班ごとに事前に計画を立て、公共交通機関を利用して、生徒たちだけで目的地に移動します。校外学習を重ねるうちに、事前に計画を立てること、班のメンバーと協力すること、臨機応変に対応することなど、さまざまな力が身に付いていきます。

 1年生では近場で短時間の研修からスタートし、柴又・上野などを見学し、5月には2泊3日の軽井沢宿泊学習に行きます。2年生では横浜・鎌倉見学と、春・夏の2回の農業体験を実施。中3では集大成として3泊4日の関西修学旅行に行きます。修学旅行では2日間が班別行動となり、事前に交通ルートや見どころを調べたうえで見学します。必須で訪れる場所とそれぞれの班の生徒が行きたい場所の両方を回れるように計画を立てますが、移動時間が思っていたより長くかかってしまうなど、予想外の出来事も起こります。そのような場面でも中1から培ってきた経験が生かされ、次は時間に余裕を持たせるなど、臨機応変に対応する力を発揮しているようです。

現地集合・現地解散が基本の校外学習

世界を舞台に活躍できる人材を育てる国際コースと国際英語科

 2021年に中学校に国際コースを新設。グローバル社会において多様な価値観や考え方を尊重しつつ、しっかりと自分の意見をもち、それを英語でも主張できる人材を育成しています。個々の英語力に合わせた少人数制・レベル別の授業を展開し、きめ細やかな指導でひとりひとりの力を伸ばします。

 音楽と美術の授業では英語によるイマージョン教育を行い、自然な形で英語に触れることで、さまざまな場面で積極的に英語を使おうという姿勢が身に付きます。中3ではバリ島海外研修に国際コースの生徒が参加。バリヒンドゥ教の哲学に触れ、多様な価値観や文化を体験し、世界で起こっている社会問題を自分事として考えるマインドセットを養成します。

 また、高校の「英語科」の名称を2025年度から「国際英語科」に変更。国内のみならず海外大学への進学を目標に英語の時間を多く設け、海外への語学研修を実施することはもちろん、教養を身に付けて、さらに生徒の可能性を伸ばします。「グローバルスタディーズ」の授業では英語で探究活動、プレゼンテーションを行います。高校ではイギリス、オーストラリアへの海外研修や、ニュージーランドへのターム留学、1年留学が用意されており、希望に応じてチャレンジすることが可能です。

2021年に中学校に国際コースを新設
国際コース

6年間の総仕上げを行う専用棟

 2022年に90周年事業のひとつとして、高3専用の新教室棟・西館が完成。この校舎は高校の最終学年となる高3の専用棟として、学校生活の総仕上げを行うための教育環境を整えています。成人年齢が18歳に引き下げられたこともあり、西館は成人を迎える高3が学校生活の最終学年を送るのにふさわしい校舎をコンセプトとして造られています。

 西館には一般教室、分割教室、自習室、面談室、職員室などがあり、“くつろぎの空間”とされている1階のロビーにはソファーを設置。生徒たちは自習室などで受験勉強に励み、ソファーでは友人と交流したり、くつろいだりして勉強で疲れた頭をリフレッシュさせて、上手にオンとオフの切り換えをしているようです。また、カフェテリアの食事を注文して西館まで運んでもらえたり、自習室が日曜日も開放されていたりなどの配慮もあり、最終学年生にだけ許された特別な空間で、集中して受験勉強に励むことができそうです。

“くつろぎの空間”とされている1階のロビーにはソファーを設置
進路指導

学校概要

所在地:東京都江戸川区東小岩5-22-1
アクセス:JR総武線「小岩駅」徒歩10分/京成線「江戸川駅」徒歩15分/バス「南小岩8丁目」徒歩6分
電話番号:03-3659-1241

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《編集部》

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