教育コンテンツコンクール、グランプリに数学者のドキュメント
NHKは10月27日、NHK放送センターCT101スタジオにて第37回「日本賞」の授賞式を開催した。
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日本賞は、教育番組の国際コンクールとして、1965年にNHKにより創立された。毎年1回、10月に世界各国から応募作品を審査、表彰している。
インターネットの普及やデジタル放送の開始により、世界の教育現場が大きく変化したため、2008年からはテレビ番組だけではなく、ビデオ、映画、ウェブサイト、教育ゲームなどの教育コンテンツコンクールへと幅を広げた。
本年のグランプリ日本賞に選ばれたのは、NHK制作のテレビ番組「素数の魔力に囚われた人々〜リーマン予想・天才たちの150年の闘い」。素数とは一体なにか、という数学の根源に関わる最も難しいとされている問題の「リーマン予想」。この作品は、素数の並びと、その背後に潜む意味を解き明かすための、数学者たちの悪戦苦闘の歴史をドキュメンタリーで追っている。審査員は、「映像表現とオーディオ技術がひとつとなって、分かりやすくかつスリリング。苦手な人でも引き込まれ、新しい世界の見方を教えてくれる」と評価している。
受賞作品については、11月5日の午後11時より教育テレビで放送される予定。
《前田 有香》
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