シャープ、インド工科大でGALAPAGOSなどを用いた教育の電子化実証実験に参加
シャープは3月8日、インド工科大学ハイデラバード校で教育の電子化に向けた実証実験に参加することを発表した。
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
同大学はインド最高峰の工科大学で、国立の高等教育機関。今回の実証実験は3月8日から3月末日まで、総務省の「ICT先進事業国際展開プロジェクト」の一環として実施されるもの。
インド共和国では、急速な経済発展に伴い高等教育の需要が急激に増大しているが、学校や教師の不足が大きな課題になっているという。同社では以前より総務省、早稲田大学アジア太平洋研究センターと一体となって同国における教育システムの電子化の支援の検討を進めてきた。
実証実験では、メディアタブレットGALAPAGOSをベースとした電子教科書や、タッチパネル一体型インフォメーションディスプレイを用いた電子黒板などを使った電子教育システムを提供する。電子教科書は無線通信(Wifi)で遠隔授業サーバーと接続し、授業で使用する教科書のコンテンツやカリキュラムのダウンロードを行う。また、教師がいない教室でも遠隔授業サーバーを接続している電子黒板やマイク、スピーカーにより、双方向の授業が行えるという。
同社では、同システムの活用により、教師不足のため授業を受けられなかった学生も高度な授業を受けられることを目指しているという。
《前田 有香》
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