文科省、計画停電実施を受け授業の弾力的対応や安全確保の配慮を依頼
文部科学省は3月14日、「計画停電の実施に伴う授業等の弾力的な対応および児童生徒等の安全確保の配慮について」東京電力管内の計画停電区域内の各都県、教育委員会等あてに事務連絡を送った。
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東京電力管内では、3月14日以降、大規模停電を回避するために計画的に停電を行う「計画停電」が実施されている。そのため、停電により授業に支障が出る場合には、時間割変更や短縮授業、臨時休業など地域の状況に応じた対応をするようにとし、児童生徒の卒業の認定や進級などに不利益が生じないよう配慮するようにとしている。
児童生徒の指導においては、節電等の資源の有効利用や思いやりの心をもって助け合うことの重要性など、適切な指導をするように促している。
学校安全という立場からは、消灯時の施設内の安全の確保や停電によるエレベーターの停止への対応、登下校時の信号機停止等への対応、視聴覚に障害のある児童生徒に対する確実な情報伝達、児童生徒の安全確保について十分な指導を求めている。
また、たんの吸引のための装置等電力を必要とする機器を使用している場合は、予め十分に充電をしたり代替機器を用意するなどの配慮を依頼している。
《前田 有香》
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