東京都、習熟の早い児童への指導用資料を公開
東京都教育委員会は5月13日、「発展的な学習を推進するための指導資料小学校編」をホームページに公開した。
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
同教育委員会では平成20年10月に、児童・生徒一人一人の学習のつまづきを防ぐために、国語および算数・数学における学習の素地として確実に身につけさせる必要がある資質・能力とその段階的な指導を明らかにした指導規準を作成した。
それに対し、今後、習熟の早い児童・生徒に対する指導の充実を図るためには、教科用図書だけではなく、教材開発による応用・発展的な内容を提示したり、課題学習を設定したり等の工夫が求められるとし、平成22年度より「発展的な学習を推進するための教材・指導法の開発を行い「発展的な学習を推進するための指導資料小学校編」を刊行した。同ページでは、その内容をPDFファイルで公開している。
資料では、小学校編における基本的な考え方として、習熟の程度に応じた学習指導、学習指導要領における「発展的な学習」の位置づけ・留意点、評価の基本的な考え方などを記している。
また、小学校編における事例として、第5学年・第6学年における発展的な学習に関する指導内容を国語・社会・算数・理科のそれぞれの教科ごとについてまとめており、各学校において同資料の活用を通じて、児童等の習熟の程度に応じた指導を一層充実させるよう促している。
《前田 有香》
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