【中学受験・進学塾の悩み解決:日能研関西】きちんと宿題をこなしてもテストの点数に結びつかない

 日能研に通っている小学5年生の男子です。算数のテストの点数がよくありません。宿題はきちんとやっているのですが、どうしたらテストの点数に表れるようになるのでしょうか。

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 「日能研に通っている小学5年生の男子です。算数のテストの点数がよくありません。宿題はきちんとやっているのですが、どうしたらテストの点数に表れるようになるのでしょうか。」に回答します。

 テストの成績のことで悩んでおられるのですね。日能研では、通常に行われるテストとして、カリキュラムテストとセンター模試の2種類があります。カリキュラムテストは週ごとの学習内容の定着度を確認するためのものですから、テキストの問題と類似問題が出題されています。センター模試は力のつき具合を定期的に見ていくものですから、こちらの方は実力問題が出題されています。つまり、より短期的に効果を上げやすいのがカリキュラムテスト対策で、カリキュラムテストの結果をつみあげていくことで、センター模試にその成果が現れてくるという順になります。ですから、まずはカリキュラムテストの結果を出すことから始めてみてはどうでしょう。

 カリキュラムテストは、共通問題と応用問題(または基礎問題)の2部で構成され、「本科教室」の学びのひろばのまとめ、オプション活用、「栄冠への道」の演習、問題研究などの類似問題が出題されます。これらのテキストの問題を完璧にできていれば心配はないのですが、なかなかそう上手くはいかないですよね。

 テストで思ったように得点できないお子さんの場合、まず「どこがわかっていて、どこがわからないか」ということ自体が不透明なことも多いです。そこで、ご家庭で宿題として一通り解いていくときに、1回目に演習したときできた→○、解説を見てわかった→△、できなかった・解説を見てもわからなかった→×といった簡単な印を付けておくという方法を試してみてください。

 2回目に取り組むときには、△、×問題を中心に取り組めばよいことになります。特に△印のものは重要で、これを自力で解き切れるようにすることが、ダイレクトに得点アップにつながります。問題の絞込みができているので効率的ですし、もちろんテスト直前の見直しもはかどります。

 講習会テキストなどについてはどうでしょうか。日能研の講習会の期間は、本科教室の授業がストップしますので、絶好の復習の機会です。もちろん講習会テキストは今までの復習という内容になっていますから、○、△、×のマークを使って効果の高い復習ツールとして使えそうですね。

《中学受験 個別指導のSS-1 講師》

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