東京都、学校給食の安全のための緊急要望書を提出
東京都は8月29日、「安全・安心な学校給食の提供及び幼児・児童・生徒の健康影響に関する緊急要望」を文部科学大臣宛に提出したと発表した。
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
東京都では、東京電力福島第一原子力発電所で発生した事故の影響により、牛肉の一部から暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されるなど、食の安全が脅かされているとし、国が食品安全の確保に責任をもって取り組み、放射性物質に係る検査体制の整備を図るよう要望してきたが、未だ十分な体制が示されておらず、保護者を中心に放射線の影響を懸念する声が広まりつつあるとしている。
学校給食は、食育の推進を図るために重要な役割を果たし、次代を担う子どもたちの心身の健全な発達と豊かな学校生活の実現を図るものであるとした上で、「1.公立・私立学校において安全・安心な給食を提供するため、関係省庁等と緊密に連携し、国としてあらゆる安全確保対策を早急に講じること」「2.学校給食で放射性物質による汚染の可能性のある牛肉を幼児・児童・生徒が摂取した場合の健康影響について、国としての対応指針を明らかにすること」の2項目を緊急要望したという。
《前田 有香》
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