大学入試センター、東日本大震災の被災者への特例措置を発表
大学入試センターは9月16日、東日本大震災で被災した平成24年度大学入試センター試験の志願者への特例措置について発表した。
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同センターによると、東日本大震災の被災者が自宅の主たる家計支持者を亡くしたこと等により大学進学を断念しないよう、平成24年度センター試験の検定料等を免除することとしたという。
措置内容は、検定料3教科以上が18,000円、2教科以下は12,000円、成績通知手数料800円が免除となる。免除の対象者は、東日本大震災における災害救助法が適用されている地域で被災した志願者で、(1)主たる家計支持者が所有する自宅家屋が全壊、大規模半壊、半壊、流失した場合、(2)主たる家計支持者が死亡又は行方不明の場合、(3)居住地が福島第一原子力発電所事故により、警戒区域又は計画的避難区域に指定された人のいずれかに該当する場合。検定料等免除申請書に「り災証明書」「死亡又は行方不明を証明する書類」「被災証明書」等を添付する。
検定料等の免除は、出願後の申請により返還となるため、10月の出願時には必ず検定料および成績通知手数料(成績通知を希望する場合)の振込が必要となる。
返還申請の受付時期は平成24年1月、返還時期は平成24年3月の予定となっている。なお、手続きの詳細については、12月にセンター試験志願者へ送付する受験票等と併せて送付する。
《前田 有香》
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