東京電機大学、中〜大学まで学園全体の統合を視野に仮想化・クラウド基盤パッケージ「Vblock 300」導入
東京電機大学は19日、大学全体(中学校・高等学校含む)の情報インフラストラクチャの再構築において、キヤノンITSとネットワンパートナーズより、基幹ネットワークのICT基盤として、仮想化・クラウド基盤パッケージ「Vblock 300」を導入したことを公表した。
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
2012年4月の東京千住キャンパス開校にあわせて、東京電機大学の外部データセンターにプライベートクラウドを構築する。これにより、従来から全学生・教職員向けに提供していた、メールシステム、学内のWebシステム、ネットワークセキュリティ、バックアップシステム、無線LANコントロールなどのICT基盤を「Vblock300」で刷新し、新キャンパスを含めたすべてのキャンパスで利便性・運用性・拡張性の向上を目指す。
ネットワークインフラの構築、アプリケーションを含めたシステム全体の移行とプロジェクト管理をキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)が担当し、Vblockの導入をネットワンパートナーズ(NOP)が担当する。今後、東京電機大学では、「Vblock 300」による仮想化・プライベートクラウド環境に、各部門・学科で独自運営されているキャンパス内のサーバ集約を検討。東京千住キャンパス(工学部・未来科学部)さらには埼玉鳩山キャンパス(理工学部)、千葉ニュータウンキャンパス(情報環境学部)、東京小金井キャンパス(中学校・高等学校)のサーバとネットワークも統合し、大学全体での電力・CO2の削減を進めるとともに、中学校や高等学校を含めた学園全体のICT基盤としての活用も視野に入れ、全体最適化を図っていく方針。
「Vblock 300」は、米シスコ社とEMC社によって設立されたVCE Company LLCが提供する、仮想化・ネットワーキング・コンピューティング・ストレージ・セキュリティなどのクラウドに必要な最新テクノロジーを一体化したパッケージ・ソリューション。SANやNASなど多彩なストレージ・プロトコルや、管理・運用体系を統一できるユニファイド・ストレージに対応したのが特長。WindowsやLinuxなどの主要OSをはじめ、Microsoft Exchange Server、Microsoft SharePoint Server、SAP、VMware仮想デスクトップなど主要なエンタープライズ・アプリケーションについても、十分な稼働検証を実施している。
東京電機大学、学園全体の統合を視野に仮想化・クラウド基盤パッケージ「Vblock 300」導入
《冨岡晶@RBB TODAY》
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