骨格の動きを忠実に再現した人体解剖アプリ登場、デジタル教科書としても利用可

 大阪大学の菅本一臣教授とチームラボが共同開発したiPad向け3D人体解剖アプリ「teamLabBody」がリリースされた。医療電子教科書としての利用をはじめ、接骨院やトレーニングといったヘルスケア関連の業界などで活用できるという。

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3D人体解剖アプリ、teamLabBody
3D人体解剖アプリ、teamLabBody 全 3 枚 拡大写真
 大阪大学の菅本一臣教授とチームラボが共同開発したiPad向け3D人体解剖アプリ「teamLabBody」がリリースされた。医療電子教科書としての利用をはじめ、接骨院やトレーニングといったヘルスケア関連の業界などで活用できるという。

 「teamLabBody」は、世界で初めて生きた人間の骨格の動き・人体の形態を忠実に再現した3D人体解剖アプリだという。大阪大学運動器バイオマテリアル学教授の菅本一臣教授は、生きた人間の関節の動きは、従来の医学教科書に記載されている献体の動きとは異なることを発見。10年以上かけて全ての関節の形態や動きを解析し、取得したモデルを元に、チームラボが共同開発を進めてきた。

 同アプリでは、献体とは異なる生きた人間の関節の動きを3Dで再現。骨格の動き・形態を好きな角度・倍率で閲覧できるほか、CTやMRIのデータから忠実に人体の形態をも再現。全身の筋肉・じん帯・神経・血管・骨など827部位を閲覧することができるという。

 チームラボでは、ヘルスケア関連業界のほか、デッサンやスケッチ、同人誌やマンガ、アニメーションの資料など芸術関連の領域でも活用できるとしている。

《水野こずえ》

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