ネットワンシステムズ、「北海道公立学校校務支援システム」の基盤を構築

 ネットワンシステムズは12月22日、北海道教育委員会が道内の公立学校の教職員に向けて提供するコミュニティクラウドサービス「北海道公立学校校務支援システム」の基盤を構築したと発表した。

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北海道公立学校校務支援システム
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 ネットワンシステムズは12月22日、北海道教育委員会が道内の公立学校の教職員に向けて提供するコミュニティクラウドサービス「北海道公立学校校務支援システム」の基盤を構築したと発表した。

 北海道公立学校校務支援システムとは、学校や児童生徒に関するさまざまな情報をデジタル化し、教職員間で共有することにより、教職員の事務負担を大幅に軽減するとともに、子どもの育ちを教職員全体で見守るきめ細やかな指導の充実等を図ることを目的として、2012年4月から北海道内の公立小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の教職員に向けて提供を予定しているクラウドサービス。

 出欠管理・児童生徒情報・成績処理・教務処理・保健情報・証明書発行・進路指導の各機能をもつ教務支援システムと、スケジュール・メール・施設予約・連絡網・To Do・電子会議室の各機能をもつグループウェアによって構成されているという。

 このクラウドサービス基盤では、ヴイエムウェア社のサーバ仮想化ソフトウェア「VMware vSphere 4」をシスコ社の仮想データセンター向けブレードサーバー「Cisco Unified Computing System」上で稼働させ、VMware仮想環境と連携するEMC社の高信頼性ユニファイドストレージ「EMC VNX5500」を用いている。

 さらに、Palo Alto Networks社の次世代型ファイアウォール「PA-4020」によって、児童生徒の個人情報に対する堅牢なセキュリティを確保している。また、利用者からの大量のアクセスに対応するために、シトリックス社の負荷分散装置「Citrix NetScaler MPX 7500」を用いるとともに、サーバ・ストレージ間は10ギガビットイーサネットによる大容量バックボーンネットワーク上でFCoE(Fibre Channel over Ethernet)によって接続することで安定したクラウドサービス提供環境を維持しているという。

《前田 有香》

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