学術リポジトリ世界ランキング、京大が国内最高の14位
スペイン高等科学研究院(CSIC)は、世界レポジトリランキングを発表。収録論文数、公開度、他サイトからのリンク数などを反映した調査結果よる同ランキングでは、京大が14位に、北大が45位にランクインした。
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リポジトリとは、学術論文や学術資料といった研究成果を電子化し、インターネットで無償公開するシステム。近年では、学術論文雑誌の値上がりの影響を受け、各教育・研究機関が入手可能な論文が減っているという。研究成果の共有機会が減ることを懸念する大学などの研究機関は、インターネットを活用し、成果を公開するオープン・アクセス運動を開始。同運動を推進するCSICは、各機関において無償公開されている論文数や、それらへのアクセス方法などを調査し、ランキングした。
機関別ランキングでは、米スミソニアン/NASA天体物理学データーシステム(Smithsonian/NASA Astrophysics Data System)が第1位。その後CERNドキュメントサーバー(CERN Document Server)、とバージニア工科大学が続いた。それぞれ14位、45位にランクインした京大と北大は、前回発表された2011年7月の同ランキングに比べると、京大、北大ともにランクを落とした。
欧米の研究機関がランキングの上位を占める中、アジア地域では国立台湾大学が9位に入った。
《湯浅大資》
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