ウェブ履歴のプライバシー、慎重な扱いを求める声も
米スタンフォード大学の研究者、ジョナサン・メイヤー氏は17日(現地時間)、Googleを含む数社の企業がSafariのプライバシー設定を無視してユーザーのウェブ履歴を追跡していると発表した。
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Safariはアップルのブラウザで、初期設定では閲覧したサイトのクッキーのみを受け入れるようになっている。ただし、ある方法で操作するとサードパーティのサイトにアクセスしなくてもクッキーを有効にできる裏技のような方法がある。これは比較的によく知られており、Googleの手法もこれを利用したものだった。
Googleが追跡に使ったのはサードパーティクッキーと呼ばれるもので、ほとんどの広告企業はこれを利用してユーザーのウェブ履歴などを収集している。ほとんどのブラウザはこのクッキーが初期設定で有効になっているが、Safariは無効になっている。
ウェブ関連企業では、ソーシャルネットワークサービスのPathがユーザーに無断でiPhoneの連絡先を自社サーバーにアップロードしていることが発覚して問題になったばかり。今後、ユーザーのプライバシーについてより慎重な扱いを求める声が高まりそうだ。
ブラウザや検索サービスのウェブ履歴追跡、どう扱われるべき?
《山田 正昭@RBB TODAY》
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