フィリピンへの旅行者数…日本は世界で4位、語学留学人気の影響か
フィリピン観光省は3月16日、2012年1月の海外観光客数を発表した。前年同月に比べ、17.5%増と高い増加率を記録し、海外旅行者の半数以上が東アジアの国々からだったという。日本人旅行者は全体の約8%に及ぶ32,089人だという。
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同国観光省の発表によると、1か月に40万人以上の国外観光客を迎え入れたのは初めてだという。特に韓国からの観光客が多く、10万人を超えた入国者は総数の約25%に及ぶ。米国からの観光客が韓国に続き2番目に多かったが、前年同月と比べると0.8%の微減。その一方で、中国からの入国者が178%増、台湾からは60.7%、香港からは33.7%の増加と、東アジアにおいての人気はめまぐるしい。
日本からの旅行者は、前年に比べ1.6%の微増。総数で見ると世界で4番目に多く、観光客数で見ると日本からフィリピンを訪れている人数は多い。
日本を含め、東アジアからのフィリピン旅行者数の増加減少は、短期留学を含めたフィリピンへの語学留学の増加が影響しているのではないだろうか。特に韓国や日本では、欧米に比べ格安で近場のフィリピンへの語学留学は増加傾向にあり、短期留学の場合は就学ビザを取得する必要もないことが多いという。
観光のみを目的とした入国者と、短期留学を目的とした滞在者を判別するのは難しいだろうが、フィリピン人気が東アジアにおいて増加傾向にあることは間違いない。日本からのフィリピン観光者の今後が注目される。
《湯浅大資》
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