高校偏差値と鉄道…近畿圏沿線の学力偏差値ランキング
オウチーノ総研は、近畿圏の各沿線にある公立と私立高校の学力偏差値を集計、ランキングし、トップ10を発表。新興ベッドタウンと呼ばれる北摂エリアを通る沿線が多くランクインし、中でも阪急電鉄は第1位の千里線に加え、箕面線、宝塚線もランクインした。
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調査方法は、各沿線にある私立・公立高校のうち、学力偏差値が65以上の高校を算出し、その割合の高いものからランキングしたという。ただし、沿線にある高校数が5校未満の場合は、ランキングから除外している。
第1位になった阪急千里線は、該当する高校が36.4%あり、関西大倉、関西大学第一、早稲田摂陵などが含まれる。その後を、JR大和路線(31.3%)、大阪モノレール(28.6%)、阪急箕面線(25%)が続いた。同社の調べによると、北摂エリアの中でも吹田市、豊中市、箕面市の一部は、環境保全のための規制も厳しく、学校のレベルも高いため、教育熱心な家庭に人気が高いという。結果として、北摂エリアを通る沿線が多くランクインした。
そのほか、大阪、京都、奈良にまたがる関西文化学術研究都市に住む家庭が利用するJR学研都市線や近鉄京都線もランクイン。沿線にある東大寺学園、同志社国際、立命館宇治などの名門私立校の影響だろう。
首都圏沿線の学力偏差値ランキングでは、田園調布、松濤、横浜山手といった古くからの高級住宅街の近くを通る沿線が多くランクインしたが、近畿圏では、芦屋、西宮、夙川などの高級住宅街を通る沿線がランク外。新興ベッドタウンを通る沿線が上位を占め、首都圏とは異なる傾向が明らかになった。
なお、首都圏沿線の学力偏差値ランキングでは、JR根岸線が首位、その後を東京メトロ丸ノ内線、JR横須賀線、東急東横線などが続いた。
《湯浅大資》
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