2011年度の海外旅行の事故発生率は過去最高の3.58%
ジェイアイ傷害火災保険は6月12日、昨年4月から今年3月までの1年間における、海外旅行保険契約者の事故発生状況をまとめた「2011年度 海外旅行保険事故データ」を公表した。
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同社はJTBグループと世界的な規模で損害保険事業を展開するチャーティスグループとの合弁会社。海外旅行および国内旅行の保険商品を取り扱っている。
調査は、事故データを開示することで海外旅行保険の認知を高めることを目的に、1996年より毎年実施しているもの。今回で17回目の調査となる。
2011年度の事故発生率は、3.58%となり、調査開始以来、過去最高を記録した。これは28人に1人が、旅行中に何らかの事故に遭っているという計算になる。
補償項目別にみた事故の内容でもっとも多かったのは「治療・救援費用」の48.2%で全体の約半数を占めている。次いで、「携行品損害」が34.9%、「旅行事故緊急費用」が13.8%となっている。
もっとも事故が多い補償項目である「治療・救援費用」では、腹痛・風邪などの疾病やケガによる治療費用、救急車などの交通費や医療通訳費、入院した際に家族が現地に駆けつける場合の渡航費用、日本や第三国までの医療搬送費用などが補償されるという。
「携行品損害」では、スーツケースやカメラなどの手荷物の盗難や破損の補償。「旅行事故緊急費用」は、航空機の遅延や欠航、航空会社に預けた手荷物が現地に届かないなどの、予期せぬ事故により負担を強いられた交通費や宿泊費といった費用を支払う特約だという。
また、旅行先の地域別に補償項目別の事故状況を集計した結果、地域ごとに大きな差が現れたという。ヨーロッパの場合は、行き先により乗り換えも多くなることから、スーツケースの破損が頻発し、またスリの手段が多様化しているため盗難も多発し「携行品損害」の割合が高くなっている。
アジアでは、衛生環境面や気候の変化から風邪などの疾病が発生しやすく「治療・救援費用」の割合が高い。またグアムやサイパンでは、台風などの影響で航空機の遅延や欠航が多く、「旅行事故緊急費用」の割合が他地域に比べて高くなっているという。
なお、2011年度中に保険の支払額が300万円以上となった重大事故例は44件で、渡航先が「ヨーロッパ・中東」の事例は14件、「北米(ハワイ含む)」が18件、「アジア」が12件となっている。さらに支払額が20,000,000円を超えた事例も4件あった。
《田崎 恭子》
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