MITが初の1位、東大は30位まで順位下げる…QS世界大学ランキング
世界大学評価機関のQuacquarelli Symonds(QS)は、2012年の世界大学ランキングを9月11日に発表した。マサチューセッツ工科大学(MIT)が初めて第1位になり、国内では東京大学の30位がトップ、京都大学(35位)と大阪大学(50位)が続いた。
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QSの世界大学ランキングの特徴は、論文の被引用数などに加え、学者同士の大学評価や雇用者の評価、学生1人当たりの教員比率、外国人教員比率、留学生比率が指標として活用されることだ。8月に発表された上海大学の世界大学学術ランキング(ARWU)に比べ、研究の質だけでなく、教育機関としての評価や国際性が高い大学が上位に集まる傾向がある。
今回発表されたランキングでは、2011年に1位だったケンブリッジ大学と、2位だったハーバード大学を抑え、QS世界大学ランキングが始まって以来初めてMITが1位にランクインした。続いてケンブリッジ大学、ハーバード大学、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン、オックスフォード大学が続いた。6位にはインペリアル・カレッジ・ロンドンが入り、上位6大学のうち4校が英国の大学という結果になった。
国内の大学は前年と同様、外国人教員比率、留学生比率などが総合評価を下げ、東大が25位から30位に、京大は32位から35位に、阪大は45位から50位にそれぞれランキングを落とした。アジアの大学を見ると、香港大学がアジア勢でもっとも高い23位、シンガポール国立大学は25位と、両校ともに前年を上回った。
興味深いのは、外国人教員比率と留学生比率だ。100点満点で評価される外国人教員比率において香港大学とシンガポール大学は100点、留学生比率においても香港大学は99.1点、シンガポール大学は98.2点と好評価だった。これらの数値と比較すると、東大の外国人教員比率11.1点、留学生比率は25.8点と、国際性の低さがランキングに大きく影響したことがわかる。
秋入学の導入検討など、大学を国際水準に引き上げようとする国内の試みも少なくない。ランキングはあくまでも1つの指標だが、世界の大学と比較されることで、国内大学の改善すべき点が明らかになることは悪くない。世界大学ランキングを今後の大学改革に有効的に活用してほしい。
《湯浅大資》
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