【e絵本】ゴッホらの名作で、芸術の秋を「名画ぴくぴくピクニック」

 ほんのり冷たさを含んだ風が、すうっと肌をなでる季節。暑すぎず寒すぎず、何かに勤しむにはもってこいの今だから、思い切って新しいことを始めてみてはいかがだろう? たとえばそう、アプリを使って芸術に親しむとか…。

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名画ぴくぴくピクニック
名画ぴくぴくピクニック 全 4 枚 拡大写真
 ほんのり冷たさを含んだ風が、すうっと肌をなでる季節。暑すぎず寒すぎず、何かに勤しむにはもってこいの今だから、思い切って新しいことを始めてみてはいかがだろう? たとえばそう、アプリを使って芸術に親しむとか…。

 今回ご紹介するのは、そんな秋のおともにぴったりのアプリ「名画ぴくぴくピクニック」。iPad対応、小学館より無料配信中(アプリ内で新規ページを増やす場合は別途料金が必要)。

 「ゴッホの絵本 うずまきぐるぐる」「モネの絵本 太陽とおいかけっこ」(どちらも小学館)などの、結城昌子氏による子ども向け美術絵本「小学館あーとぶっくシリーズ」を、アプリ用に再編成して作られた作品だ。モネ、ルノワール、ゴーギャン、スーラ、ゴッホの印象派画家5人の作品を、「ピクニックに出かけた」というストーリーのもと紹介する。

 無料で見られる「ゴッホ」のページには、有名作「ひまわり」が。画面上で絵をめいっぱい拡大すると、ゴッホが実際に描いたサイズまでにすることが可能。力のこもった筆跡に圧倒されるとともに、「それぞれの花が違う方向をむいてるな」など、近づいてじ~っと観察しなければ気づかないことを発見できる。ぜひ親子で楽しんでみてほしい。

 ほかに、お絵描きなどのゲーム機能や、名画解説ページも。また、ゴッホ以外の画家のページは500円で増やすことができる。芸術の秋を、今年は絵本アプリで深めてみては? アートを持ち運べるなんて、愉快愉快!

《てらしまちはる》

てらしまちはる

ワークショッププランナー/コラムニスト/絵本ワークショップ研究者。東京学芸大学個人研究員。2022年3月に単行本『非認知能力をはぐくむ絵本ガイド180』(秀和システム)を刊行。絵本とワークショップをライフワークとしている。アトリエ游主宰。

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