富士通、特別な支援を必要とする子ども向けスマホアプリを無償提供

 富士通は10月12日、特別な支援を必要とする子どもたちや支援者、保護者などを対象にした生活・学習をサポートするスマートフォン用アプリケーション「特別支援スマホアプリ」を開発し、1年間無償で公開すると発表した。

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 富士通は10月12日、発達障がいや知的障がいがある、特別な支援を必要とする子どもたちや支援者、保護者などを対象にした生活・学習をサポートするスマートフォン用アプリケーション「特別支援スマホアプリ」を開発し、1年間無償で公開すると発表した。アプリはAndroidOS用で、GooglePlayのサイトからダウンロードできる。

 発達障がいや知的障がいなど、特別な支援を必要とする子どもたちは、全国の通常学級で約60万人、特別支援学校・学級を含めると約70万人近くになる。2005年には「発達障害者支援法」が施行され、発達障がいや知的障がいなど、特別な支援を必要とする子どもたちへの支援ニーズは年々高まっている。同社はアプリ開発にあたり、香川大学と共同で実証実験を行い、機能や操作性を改善したという。

 同アプリは、「時間の経過」「伝えたいことやスケジュール」「漢字・ひらがな・カタカナ・数字の筆順」「表現したい気持ちやその度合」を視覚化して表示する5つのアプリケーションを開発。タッチ操作で簡単に利用できる。

◆特別支援スマホアプリ
価格:無償
公開期間:2012年10月12日(金)より約1年間(2013年10月末までを予定)
 ※公開期間については、予告なく変更する場合あり。
ダウンロード方法:GooglePlayのサイトからダウンロード可能
動作環境:AndroidOS2.3または4.0 画面解像度は、ワイドVGA(480×800)以上
 ※タブレット端末は除く

《工藤めぐみ》

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