国立科学博物館、約5,000年前のミイラ文化の謎について2013年3月より展示

 国立科学博物館では、来春3月から6月まで、約5,000年前のミイラ文化の謎などを展示する、特別展「グレートジャーニー 人類の旅」を開催すると発表した。入場料は一般・大学生1,500円、小・中・高校正600円。

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グレートジャーニー 人類の旅
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 国立科学博物館では、来春3月から6月まで、約5,000年前のミイラ文化の謎などを展示する、特別展「グレートジャーニー 人類の旅」を開催すると発表した。入場料は一般・大学生1,500円、小・中・高校正600円。

 「グレートジャーニー」とは、アフリカに生まれた人類が、世界中に拡散していった人類最大の旅路を、イギリス人の考古学者ブライアン・M・フェイガンが名付けたもの。本展では360万年前の人類が、家族で連れ立って歩いた最古の足跡化石をグレートジャーニーの象徴として位置づけている。

 特別展では、誕生から様々な困難を克服しながら、人類がどのように地球上に拡散していったのかを紹介。人間にとって過酷な環境の熱帯・高地・極北・乾燥地帯である「極地」で、人はどうやって生きてきたのか。地球上の様々な環境で今も暮らす人々の生活を紹介し、その土地ならではの「生きる知恵」と文化を見て、追体験することで、人間の生きていく強さを再発見し、そこから未来を考えていく。

 本展示の監修者の1人である関野吉晴氏は、1993年にグレートジャーニーの過程を自らの腕力と脚力を頼りに、南米大陸最南端のナバリーノ島から人類誕生の地 東アフリカまで、8年3か月の歳月をかけて体験する旅に出たという。

 注目の展示は、「日本初上陸!約5千年前 世界最古のミイラ文化の謎」、「約10年ぶりの一般公開!一挙3体同時展示!南米部族、封印された干し首の謎」、「我々は何処から来たのか!?日本人のルーツの謎 6.8メートルの巨大丸木舟!縄文号を実物展示」。それぞれの謎に迫る内容になるという。

◆特別展「グレートジャーニー 人類の旅」
開館期間:2013年3月16日(土)〜6月9日(日)
場所:国立科学博物館(東京都台東区)
入場料:一般・大学生 1,500円 
小・中・高校生 600円
監修:関野 吉晴氏(探検家・医師・武蔵野美術大学教授)
篠田 謙一氏(国立科学博物館人類研究部人類史研究グループ長)
馬場 悠男氏(国立科学博物館名誉研究員)

《水野こずえ》

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