【中学受験2013】大手塾に聞く「どうなる? 関西地区入試」
2013年度の関西地区(大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県)の入試解禁日である1月19日まであと3日。今年の中学入試はどうなるのだろうか。
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--東日本大震災の影響は出ていますか。
山田氏:関西では東日本大震災後、特に大きな影響はなく、府県による差は若干あっても関西全体で見ればほとんど横ばいの状態です。2013年度も大きな変動はありませんが、午後入試が増加した分、延べの受験者数は増えると予想されます。
--上位校の難易度・人気に変動はありますか。中堅校はどうですか。
山田氏:上位校の難易度や人気にはほとんど変動がないと思います。しかし、中堅校、特に大阪府の私立中学校については基礎力を見る問題が中心となる傾向があるため、若干易しくなる可能性があります。
--2013年入試で目立った傾向はありますか。
山田氏:午後入試、特に統一入試開始日(1月19日)が急激に増えたことです。また、その影響もあって入試日程全体が、統一入試の開始から3日以内に集中して、後ろの日程では受験生がなかなか集まらなくなっています。
--1人あたりの受験校数は何校くらいですか、男女差はありますか。
山田氏:上述した午後入試の増加で、若干増えると思われます。上位校受験者は一人当たり3~4校、中堅校受験者は一人当たり2校弱くらい。また、男女の違いについては、体力的な面が関係するので、受験校を増やす傾向は男子の方がやや高くなると思われます。
--2013年の中学受験生にメッセージをお願いします。
午後入試が相当増えますが、1日に午前の入試と組み合わせて受ける人は体力勝負となります。午前の入試で力を使い果たして、午後の入試で眠ってしまっては、受ける意味がなくなってしまいます。そうならないためにも、皆さんは1日2回の入試というスケジュールを乗り切れるだけの強靭な体力を日ごろから養うとともに、本番に向けて2~3日前から体調の調整を怠らないようにしましょう。
--ありがとうございました。
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