すららネット、学習支援を行うNPOにオンライン学習教材を提供
すららネットは、NPO法人アスイクと事業提携し、オンライン学習教材「すらら」を導入した学習支援サービスによって、社会問題の解決に取り組むNPOを支援すると発表した。
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
今回の事業提携は、経済的な問題を抱える家庭の子どもを対象に、学習支援サービスによる社会問題の解決に取り組むNPOに対し、すららネットがオンライン学習教材「すらら」を通常より低価格で提供。アスイクは、NPOが行う学習支援サービス運営のサポートをするという、先駆的な日本におけるBOPビジネスとなる。
両社は、認定NPO法人ロージーベル、子どもの学び空間サリー☆ハウス、地域生活支援「オレンジねっと」を対象に、「すらら」を活用した学習支援を2013年3月より開始する。
ロージーベルは、仙台保護観察所の自立準備ホームや仙台家庭裁判所の補導委託の登録先「少年の家」を運営し、常時2~3名の少年を受け入れて、更生に向けた生活援助を行っているNPO法人。少年院出所後、社会復帰を目指すも、学校にきちんと通ったことがなく、基礎学力が身についていないといったケースも少なくないという。しかし、小学生レベルから誰かに教えを請うのは自尊心に傷がつくとともに、教える側にとっても負担が大きくなる。そこでロージーベルでは、スモールステップのインタラクティブ授業で理解を促す「すらら」を活用した学習支援を3月中旬より開始する。
サリー☆ハウスは、東日本大震災の津波で家を失った母親が立ち上げた活動。津波被害に負けず、地域の子どもたちに、しっかりとした教育を受けさせたいという思いから、代表者の自宅を開放。オンライン学習教材「すらら」を使った学習支援サービスを4月上旬より開始する。
オレンジねっとは、住民が主体となり、地域社会の問題課題を解決していこうと活動しているNPO。高齢者、障がい者(児)の生活支援や子育て支援、コミュニティサロンの運営、共助のまちづくり事業に取り組んでいる。母子や障がい児家庭のサポートに加え、経済的事情などにより塾通いや家庭教師に依頼できない子どもたちを対象に、学習支援サービスを2月より試験運用中、3月中旬から正式スタートする。
《水野こずえ》
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