京都大学、2016年度より特色入試実施
京都大学は3月26日、個々の学部が定めたカリキュラムと教育コースを受けるにふさわしい学力と意欲を備えた者を選抜する「特色入試」を2016年度より全学部で実施すると発表した。詳細な選抜方法は、2013年12月~2014年3月の間に公表する予定という。
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
京都大学では、大学の「教養教育」「外国語教育」「専門教育」は、高校教育の積み上げを前提としており、社会の各界から要望されている「幅広い豊かな教養力」「俯瞰力」「外国語運用力」「優れた専門力」の一体的育成に高大接続が重要としている。
特色入試では、高大接続と個々の学部の教育を受ける基礎学力を重視し、「1.高等学校での学修における行動と成果の判定」「2.個々の学部におけるカリキュラムや教育コースへの適合力の判定」を行い、1と2の判定を併せて、能力と志を総合的に評価して選抜する。
1については、「調査書」に加え高等学校長等の作成する「学業活動報告書(仮称)」、数学オリンピックや国際科学オリンピック出場、大会における入賞、教育委員会賞といった「出願者の高等学校在学中の顕著な活動歴」、志願者が作成する「まなびの設計書」をもとに書類審査をする。
2については、書類審査に加え、各学部が定めた「面接」「筆記検査」「口頭試問」を組み合わせ実施する。医学部医学科と工学部は「学力AO入試型」、それ以外の学部は「学力AO入試型」とする。
京都大学は特色入試の実施にあたり、2012年11月に「入試改革検討本部」を設置。必要な調査・分析を行い、高大連携の推進、各学部の入試と教育課程について検討している。特色入試の詳細な選抜方法は、2013年12月~2014年3月の間に公表する予定という。
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