全国学力テスト2013、保護者に対する調査を実施…家庭状況と学力の関係を分析
文部科学省は5月31日、2013年度「全国学力・学習状況調査(きめ細かい調査)」の追加調査となる「保護者に対する調査」実施について発表した。家庭状況と児童生徒の学力の関係について分析するため、家庭における状況や保護者の教育に対する考え方、教育費などを調査する。
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全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)は、日本全国の小中学生の学力や学習状況を調査・分析し、教育指導の充実や学習状況の改善に役立てる目的として、2007年より小学6年生と中学3年生を対象に同省が毎年4月に実施している。2013年度はきめ細かい調査として本体調査に加え、今回の「保護者に対する調査」と「経年変化分析調査」「教育委員会に対する調査」を行う。
調査実施時期は、5月下旬~6月下旬。調査対象となる、無作為に抽出された公立小学校430校(約2万人)、公立中学校414校(約3万人)の本体調査を受けた小6・中3の保護者に対して各校を通じて調査票を配布し、子どもへの接し方、子どもの教育に対する考え方、教育費等について調査する。
回収した調査票は文科省でとりまとめ、「家庭状況等と児童生徒の学力等の関係」や「不利な環境にあっても成果を上げている学校の取り組み」などについて、専門家が分析する。
なお、結果の公表は2014年3月頃を予定している。
《楠原 恵子》
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