旅や交流体験の学び・感動を募集…JTB交流文化賞 ジュニア部門
旅にまつわる感動体験を募集し、すぐれた作品を表彰する「JTB交流文化賞」の取組みについてジュニア部門を中心に、JTBグループ本社 ブランド戦略推進室 マネージャーの漆畑修一氏に聞いた。
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◆交流文化賞の目的
選考委員には、立教大学観光学部教授の安島博幸氏、作家の森まゆみ氏、VISIT JAPAN大使の政所利子氏、元NHKアナウンサーの松平定知氏、ジャーナリストの見城美枝子氏、JTB常務取締役の久保田穣氏を迎え、各部門とも最優秀賞1作と優秀賞2作、ジュニア部門ではさらに入選5作を選出し、表彰する。
「JTB交流文化賞」の取組みについてジュニア部門を中心に、JTBグループ本社 ブランド戦略推進室 マネージャーの漆畑修一氏に聞いた。
「JTBは、総合旅行会社から交流文化事業へドメイン(事業領域)を拡大しています。2010年に国の新成長戦略として『観光・地域活性化』が閣議決定され、“観光”が地域活性化の切り札と位置づけられています。JTBの交流文化事業の一つとして、地域に根ざした持続可能な交流の創造と、各地域の魅力を創出すること、それによって、地域の活性化に寄与することを目指しています。交流文化賞も、その活動の一環です。」
◆ジュニア部門:旅の発見・感動、人との交流体験を作文に
昨年の第8回には、「交流文化賞」57作品、「交流文化体験賞 一般部門」141作品、「交流文化体験賞 ジュニア部門」546作品の応募があった。ジュニア部門では、学校で夏休みの作文コンクールの課題として取り組み、クラス単位で応募したケースもあったという。
「ジュニア部門では、家族や友達との旅で発見したことや、人との出会い、自然・文化・歴史との触れ合いなどの交流体験を作文にしていただきます。しかし、泊まりがけで遠くに出かけることだけが旅ではありません。徒歩や自転車で出かけた体験、他の地域から訪ねて来た人との交流体験も“旅”だと考えています。
私自身も、小学生のときに初めて自転車で隣町に一人で出かけた経験は、大人になっても忘れられないほど大きなインパクトがありました。子どもの頃から積極的に外に出て、世界を広げてほしい。交流文化賞がそのきっかけになれば嬉しいです。」と漆畑氏は語る。
子どもの頃に家族で旅行をした経験のある人は、大人になってからも旅行するようになるというJTBの調査結果もある(2009年「20代独身男女 過去3年間の旅行経験に基づくアンケート調査」)。
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