【中学受験2014】夏休み前・夏休み中の過ごし方、学校の宿題は?
各地で学校説明会や入試説明会が開催され、受験の天王山と言われる夏休みまであと1か月となった。中学受験生はこの時期、どのように過ごせばよいのか? 栄光で中学受験説明会などを担当する堀部雅夫課長と奥田章人氏に聞いた。
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
ここでは夏休み前・夏休み中の過ごし方について紹介する。
--夏休み前のこの時期にやるべきことは何でしょうか。
奥田氏:塾により異なりますが、栄光では7月上旬で一通りの単元が終わるようにカリキュラムが組まれています。まだ新しい単元が出ているこの時期に、無理に復習をするよりは、これまでどおりリズムを崩さずに学習していくことが大切です。7月中旬には夏期講習が始まりますので、復習はその時点から始めればよいでしょう。
夏休み前のこの時期は、スケジュールを立て、夏休みへの心構えをしておくことが大切です。きちんとスケジュールを立てないと、苦手教科の復習ができなかったりとバランスを欠いた学習になる場合があります。
--夏休みにやるべきことは何でしょうか。
奥田氏:出されている課題をしっかりやることが大切です。夏休みは復習をできるチャンスであり、また、基礎固めを十分にやれるチャンスです。出される課題をしっかりとやっていくことが重要です。
--学校の宿題との両立はどうすればよいでしょうか。
奥田氏:宿題の分量は、地域により差があります。中学受験をするお子さんの多い地域では、学校側は気を使って、宿題をあまり出さないというケースも見受けられます。
宿題が多い場合は、できるものは7月中に終えられるように予定を立てることをお勧めします。夏休みが後半に行くに従い、受験勉強も大変になって行きますので、そうなる前に、宿題を終えておくことが大切です。学校の宿題を疎かにすることなく、計画的に終えられるよう指導しています。
--最後に、今後の厳しい受験勉強を乗り切るためのアドバイスをお願いします。
奥田氏:目標がぶれないようにして行くことが重要です。「何のために勉強してきたのか」「本当に第一志望校でよいのか」といった迷いが生じて、目標を下げることはよい結果に繋がりません。また、保護者が模擬の結果に一喜一憂することもよくありません。
また、「第一志望以外には行きたくない」とならないよう、「いずれかに行きたい」という想いをもてる学校を、3校くらいは決めておいたほうがよいでしょう。
--生徒さんの勝ちパターンがあれば教えてください。
堀部氏:お子さん自身が勉強を楽しんでいる、受験勉強を楽しんでいるお子さんは、良い結果を出せるケースが多いようです。
奥田氏:同じような目標をもって、一緒に頑張る友達をもつことも大切です。
--ありがとうございました。
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