キャリア教育の実践に関する調査研究、高校普通科の指定5校が決定
文部科学省は8月14日、平成25年度「高等学校普通科におけるキャリア教育の実践に関する調査研究」の選定結果を発表した。
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近年、就職・進学を問わず子どもたちの進路をめぐる環境が大きく変化しているなか、社会的・職業的自立に向け必要な能力や態度を育てるキャリア教育の推進・充実が強く求められているという。
今回の調査研究は、今後の高等学校普通科におけるキャリア教育の中核となる時間の位置付けを検討する際の実証的資料を得るために実施するもの。普通科を設置する高等学校を研究指定校に指定し、総合的な学習の時間等の活用によるキャリア教育の実践について調査研究を行う。
文部科学省は4月26日付けで、各都道府県・指定都市教育委員会高等学校主管課、各都道府県知事部局私立高等学校主管課、各国立大学附属高等学校主管課宛に公募の通知を行ったところ、15件の申請があり、審査の結果、5件が選定された。
今回選定されたのは、群馬県立太田東高等学校、三重県立津高等学校、私立立命館宇治高等学校、広島県立三次高等学校、高知県立高知南高等学校の5校。たとえば私立立命館宇治高等学校では、総合的な学習の時間に、生徒全員がボランティアを経験するほか、「将来を考えるキャリアデザイン」「人や自分とかかわる力を伸ばすソーシャルスキル」「主体的に社会とかかわるサービスラーニング」の3本柱で構成された授業や、「自分マニフ二フェスト」作成、ロ頭試問(面接試験)などを実施する。
今後指定5校は、提出した計画に基づき、キャリア教育を年度末までを期限として実践。研究結果の報告書を文部科学省に提出する。
《水野こずえ》
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