東京理科大「秋山仁の数学体験館」を開設…五感で体感
東京理科大学は10月2日(水)、神楽坂キャンパスの近代科学資料館地下1階に「秋山仁の数学体験館」を開館した。小学校から大学までに学ぶ概念や定理・公式をハンズオンで学べる作品を常設展示している。入館料は無料。
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館長を務めるのは、同大の理数教育研究センター長でもある数学者の秋山仁氏。秋山氏によると、数学の理論には寸分違わぬ真実の美があるが、理論や数式だけでは無味乾燥に感じる人がいるように、その美しさをなかなか享受できないのが難点だという。同館ではこの難点を克服するために、あの手この手を用いてこの美を具象表現し、数学を五感で体感できるようにしている。
館内は3つのエリアに分かれており、さわって、実験して、確かめて、算数・数学が体験できる展示広場「数学体験プラーザ」のほか、本格的な工作機械が整備され、専門技術スタッフによる作品制作を行う「数学工房」、蓄積された算数・数学の講義を大型ディスプレイやオーディオ機器で学生が自身で学習できる場となる「数学アーカイブス」がある。
同大の学生でない一般の人にも公開されている。開館時間は12時から16時(土曜は10時から16時)。日曜・月曜・祝日・大学の休業日などは休館日となる。団体の場合は、電話、FAX、メールなどであらかじめ連絡が必要。
《黄金崎綾乃》
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