子どもができるロボットのプログラミング、「教育版レゴ マインドストーム」
アフレルが9月より販売している「教育版レゴ マインドストームEV3」は、子ども向けレゴにはないギアやモーターなどのパーツが豊富で想像力を掻き立てる。製品の特徴や、学習要素、学校または個人での楽しみ方などを含めEV3をレビューした。
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「教育版レゴ マインドストームEV3」は、サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、数学(STEM教育)の知識を体験的に学習することができるプログラミングロボット。同教材は、簡単に組み立てることができ、プログラミングによりロボットの動作を設定することで、プログラムによる計測と制御の基本を学ぶことができるという。
プログラミングが必要といっても、開発環境(プログラミングエディタ)は、マサチューセッツ工科大学(MIT)との共同開発とあって、専門知識がない子どもでも問題ない。また、ロボットを組み立てたり、個別パーツから特定の動きを実現させたりと、子どもにとっては、空間認識から推論、洞察、論理思考まで、脳のさまざまな部分を活性化してくれる教材でもある。何より、ブロックの組み立ては、手も動かす必要があり、総合的な学習効果は高いだろう。
では、実際にどのようにロボットを組み立て、プログラミングを行うのだろう。EV3の特徴や、学習要素、学校または個人での楽しみ方などを含めEV3をレビューした。
◆ソフトのインストールは先生用と生徒用の2種類
セットを購入したらまずソフトウェアのインストールが必要だ。マニュアルや組み立て図、チュートリアルなどすべてがソフトウェアに入っている。
インストール時に先生用、生徒用のどちらにするか聞かれるが、個人で使用する場合は、先生用でインストールしておけば問題ない。ライセンスパックなどを購入し、学校の授業で使う場合は先生用・生徒用をPCによって分けてインストールする必要がある。両者の違いは、作成する「プロジェクト」に添付するプレゼン資料に指導要領的な内容を追加できるかどうかだ。先生が課題プロジェクト(例:ロボットを50cm前進させて止まる)を作り、生徒に配布するとき、生徒用のプロジェクトには課題の説明とヒントだけのコンテンツにし、先生用には、サンプルのプログラムや指導ポイントのメモなどを作っておくことができる。
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