【文科省】1つの答えだけではない主体的な道徳教育へ…12/26下村大臣会見
下村博文文部科学大臣は12月26日の定例記者会見で心のノートの改訂版「私たちの道徳」が完成へ、1つの答えだけではない主体的な道徳教育を行うこと、などについて発言した。
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◆12月26日のテーマ
1つの答えだけではない、主体的な道徳教育へ(0:16~)(7:38~)
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・1つの答えだけではない、主体的な道徳教育へ
道徳の教科化の検討と並行して行われてきた心のノートの改訂・編集がほぼ完成し、「子どもたちひとりひとりが自分でしっかりと考えながら道徳心を培ってほしい」との願いを込めて付けられた新たな名称「私たちの道徳」も公表された。2014年4月から使用できるよう全国の小中学生に配布される予定だ。
その内容は国内外の偉人や著名人の生き方に関する読み物や名言・格言、日本の伝統文化、生命尊重、情報モラル、また、いじめ問題に正面から向き合うものとなっており、全面的に改善・充実が図られ、ページ数も現在の心のノートと比べ1.5倍程度となっている。道徳の授業でより活用しやすい内容にするとともに、他の授業や家庭・地域でも活用できるものとすることを基本方針としている。
その中でも大臣が大切にしたのは、道徳の観念だ。現行では物語の解釈などが書かれている教師の指導書などがあったが、「私たちの道徳」においては教師が一方的な1つの価値観を教えるのではなく、人の見方によって色々な解釈があるのが当然だとし、「非道徳的でない意見であるならば、生徒から色々な意見を引き出しながら道徳を主体的に捉えていくことが大切だ」と述べた。
また教科化は早ければ2018年度からとなり、教科化に向けては中教審に諮問していくと方針を語った。
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